ヒューケラです。

渋いカラーリーフは雰囲気があって好き。

 

 

庭のスモークツリーとカシワバアジサイを

和室に飾ってみました。

この組み合わせ、とても好きなんです。

 

 

 

発達障害という概念が、

日本に導入されたのは1980年代ですが、

2000年代以降、

発達障害児はどんどん増え続けてきました。

20年前にはほとんどいなかった専門医も増え

小中学校の自閉症・情緒障害学級も増えました。

一昔前は、子どもの障害とされていましたが、

最近は成人してから診断される人も増えています。

(うちの二人の息子もそうです)

要するに、日本中で

発達障害と診断される子どもも大人も

とても増えているということです。

 

でも、本当にそんなに増えているのかな?

少子化で、子どもの絶対数が減っているのに

発達障害が激増してるのって不思議ですよね。

 

子どもに関しては、

「発達障害」が広く認知されるようになり、

早期発見・早期療育が推奨される風潮の中で

わが子の発達に不安を感じた親御さんが

どんどん医療機関を受診したことが、

発達障害の増加につながったと思います。

 

そして、大人の発達障害に関しては、

社会や産業構造の変化が原因なのだと

先日読んだこの本に書かれていました。

昔は、発達障害の特性があっても

自分の能力やスキルで働くことのできた

農林水産業などの第一次産業や

職人などの仕事がどんどん減りました。

それにかわって、

高い社会性やコミュニケーション能力、

マルチタスク能力が求められる

職業・職場が主流になったことで、

発達障害の特性のある人が適応できず

鬱病等を発症することが急増しました。

休職しても復帰するとぶり返すケースには、

発達障害が原因であることが多いそうです。

 

 

うちの夫も今の時代だったら、

まず、就活で躓いて、

運よく就職できても、

職場の人間関係で躓いたと思います。

研究職だったので

自分の専門だけでやってこれましたが、

それも、今の時代では、

チームという組織で研究を進めるので

人づきあいやコミュニケーションが

あまり上手ではない夫は

間違いなく苦労したと思います。

(本人も、そう言っています)

実際、転勤や配置転換が続いたとき、

パニック障害になったことがありました。

(これもASDの二次障害かな?)

 

息子たちとASDについて学んでいる時、

その特性のほとんどが夫に当てはまるので、

「俺らより、親父が

 この本を読んだ方がいいんじゃね。」

と息子たちは言っていました。

今度、夫も勉強会に誘おうと思ってます。

 

 

 

社会の変化が

発達障害を増やしてしまったのなら

社会がいい方に変われば、

発達障害は絶対に減ると思います。

障害はその人側にのみあるのではなく、

環境や社会の側にもあるのですから。

 

10年後、20年後は、

発達障害がない社会になっているかも!!

そんな社会を見るまで長生きしたいわ!!