3週間の入院中に色々検査をし、

病状を経過観察した結果、

次男についた診断名は、

ASD(自閉症スペクトラム障害)でした。

 

 

WAIS‐Ⅳ知能検査では、

全検査IQ135で高指数だったものの

処理速度が極端に低く

仕事での困難さに繋がっているようです。

今までずっと

「発達障害のグレーゾーンかも」と

私も本人(多分)も感じてきたので

この検査の結果も診断も納得できました。

 

・・・が、

次男にあらわれた「幻聴」「妄想」は

いったいなんだったのか???と

とても疑問に思いました。

 

主治医の話では、

ASDの人も強いストレスで

幻覚・妄想が出ることがあるそうです。

二次障害のようなものだそうです。

次男は入院し、

ストレスとなる職場から離れたら

幻聴がほとんどあらわれなかったこと。

不穏・不眠など症状の悪化がなく、

ずっと落ち着いて過ごしていたことから、

今は、統合失調症というより、

ASDとして対応したほうが良いそうです。

確かに、退院後も

自宅で幻聴を訴えることはなかったです。

ちょっと被害妄想な言動はありますが、

(職場への不満など)

許容範囲のレベルです。

夫の愚痴と変わらないですから。

 

 

でも、

自閉症スペクトラムの幻覚妄想と

統合失調症の急性症状には、

重なりや類似性があって鑑別が難しく、

今後も症状の悪化や変化によって

診断名が変わる可能性はあるとのこと。

 

それから、

統合失調症もASDと同様、

最近は「連続体」と捉えられるように

なったということも教えていただきました

(統合失調症スペクトラム障害)

 

 

さっそくこの本を図書館で借りました。

幻覚・妄想があっても

統合失調症とは限らない・・・・

そのことにいったん安心しましたが、

ストレスがうまく解消できないと

症状は悪化する可能性が大きいので、

決して甘く見てはいけません。

注意深い観察は必要と思いました。

 

 

これから、

ASDの特性や幻聴・妄想の症状と

どう向き合って暮らしていくかが

次男の人生の大きなテーマとなります。

わたしも家族として

どう支えていけばよいかを

一つ一つ学んでいこうと思います。