人形術師の手記

人形術師の手記

……裏側の話

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ピア邸

詳細地域:不明



フォルテウス「ピア様、ガザーフ・アレグロッサがクロスデンへ侵入を果たし、最初の情報が届きました。」

ピア「よろしい。見ようか。」

ジェノス「いいなぁ、爺さん。ボクも行きたかったよ、クロスデン。」

フォルテウス「我儘を言うな、ジェノス」

ジェノス「だってさー…っちぇ。」

ピア「そう膨れるな。ガザーフの駆動実験が上手くいけば、いずれ君にもクロスデンの土を踏ましてやるともさ。いずれ、な。」

ジェノス「…え、ほんと?」

ピア「ああ、そうだとも。あの街には優れた戦士を輩出する、何らかのシステムがある。」

フォルテウス「……そうですね。ガザーフの視覚データから見るに、若いながらも多くの実力者が名をあげている様です。」

ピア「他にも、料理の達人から商業の達人まで……はは、成る程、これは面白い。」

フォルテウス「更に、竜を使役している冒険者の人口が非常に多い様ですね。」

ジェノス「ふーん…え、何?それって凄いことなの?」

ピア「竜は、力によってのみでしか認めない。故に、認められている冒険者が多いということは、竜を打ち倒し、認められた。という事なのだよ。」

ジェノス「へぇー…?」

フォルテウス「……だめです、ピア様。これは理解していません。」

ジェノス「な!? いや、わかってる!わかってるって!要は、強いヤツが多いってことだろ!」

ピア「ははは、そういうことになるな。」

フォルテウス「間違ってはいないが…。…ふうむ。」

ピア「さて、後は私の渾身の作品である、ガザーフ君が何処まで彼らと戦う事が出来るのか、見物だね。」

フォルテウス「そうですね。」

ピア「フォルテウス、クッキーと紅茶を淹れてきておくれ。…桜餅の視覚を目にしていたら、甘いものが食べたくなってしまったよ。」

フォルテウス「かしこまりました。」

ピア「…味覚や嗅覚も共有できる研究をしてもいいかな。」


ジェノス「んー。でもさ?」

ピア「なんだい?」

ジェノス「嗅覚を共有しちゃうと、大変じゃないかな。ほら、あの婆さんの馬糞アタックとか。」

ピア「………それは、御免だね。」
人物紹介







ピア・ノトーリア

死体からゴーレムを作り出す、人形魔術師。
人形の視覚と、自らの視覚を同化させることができたり、人形の記憶を操る事が出来る。


ガザーフ・アレグロッサ

ピア・ノトーリアが作った死体人形の一体。
老人型で、剣の修行や戦闘技術に興味を持つ様に設定されている。
外骨格、筋肉、内臓等は若いものを用いているので、老人とは思えないような動きをする。
記憶は、ガザーフの外観の素である老盗賊頭のものを使っている。
因みに、体の外骨格はガザーフの盗賊団の若衆のものが使われている。


フォルテウス

ピア・ノトーリアが作った死体人形の一体。
ピアの恋人の身体を使い作成された、最初の死体人形である。
主にピアの助手をしている。


ジェノス・タッカート

ピア・ノトーリアが作った死体人形の一体。
少年型。巨斧を振り回す筋肉を使われているため、少年の身体に不釣合いな怪力。
その豪力を維持する体力は付与できなかったので、ガザーフと同じく体力が無いという欠点がある。