ガザ女子のスキンケア事情

 みなさんこんにちは

 GWが始まりましたね！天気も良いので、外出される方も多いのではないでしょうか

 4月とはいえ日差しも強いですよね、日焼け対策に気が抜けない季節となりました💦

 本日のお話は 気になるガザの女の子たちの美容事情、スキンケアについてです。

 昔の若い時は 日焼け止めすら塗らずに 無防備な状態で部活でよくコンガリ焼けてしまったものです。よく考えると とんでもない自殺行為ですよね

 若いうちはリカバリー能力があるのですが、お肌の曲がり角を過ぎたあたりから 徐々にその力も衰え始め…

 人生の大半は 「衰えつつあるお肌 」との付き合いだとわかりました現実は残酷であります

 さてさて、ガザの女子たちは一体どうお肌のお手入れをしているのでしょうか？

 実家のママ、義兄弟の奥さんたち、義姉、年頃の従姉妹や女子友達たち など、ガザではお世話になったみなさん。

 みなさん 一貫して美肌でしたね〜これには驚き。

 パレスチナ人は一応アラブ人のくくりですが 肌の色は様々。アスマルという ちょっとブロンズ色の肌の方や、真っ白な方、ブラックの方など 肌の色は多様性に富んでます。

 実家の義母は 50代半ば。にも関わらず ツヤツヤの白肌の持ち主

 年齢にともうなう笑いじわこそありますが なんといってもハリ感がハンパないんです。

 毛穴どこ行った

 ゆでたまごみたいな感じで、アラサーの中の人も ちょっと 嫉妬してしまうほどでした…

 (先日の結婚パーティーの写真も見ましたが メイクをし義姉たちと並んでも 全く年齢を感じさせない)

 美魔女な義母にその美肌の秘訣を伺ったところ→

 特になし

 美肌女子あるある〜「 特になし」の回答〜

 (美肌を褒められてとても嬉しそうでした、ママかわいい笑)

 んなこたーない！と思い、ちょっと義母の生活を見てみると、彼女は30代後半頃からニカブを着用し始めたそう。

 メカブ、じゃなくてニカブ！！！頭からすっぽりかぶる真っ黒なスカーフ、目の部分だけ開いてるやつです

 紫外線対策で一番合理的とも言われてます。たしかに地中海に面するパレスチナ ガザの日差しは強く、紫外線もガンガン降り注いでますニカブは宗教的な意味合いもありますが 彼女たちの肌を乾燥や紫外線から文字通り守っているんですね。

 そして義母は日常的に ナッツ類を食べていることも発覚。

  お客さんとカリカリ、ご近所のマダムたちとカリカリ、お嫁さんたちとカリカリ、お祈りが終わったらカリカリ。毎日こんな具合でしたね

 アーモンド、ピスタチオ、 ひまわりのタネ、かぼちゃのタネに スイカのタネ、 タネ タネ タネ…

 ナッツというか、タネばかり食べている

 あの 殻を歯で器用にカリカリかじって 中身だけ食べるやつです。

 これらのナッツやタネには抗酸化作用のあるビタミンEなど多く含まれているようです。

 この習慣も影響しているのでしょうかね？

左から スイカのタネ、かぼちゃのタネ、ひまわりのタネです。殻付きが人気です

 育児に大忙しの義兄弟の奥さんたち、彼女たちにも美肌の秘訣をうかがったところ 「特になし」の回答でした

 子どもたちのお世話や教育費優先で ママの美容にまで手が回らないのも一因かもしれません…若しくは単に無知なのか

 日焼け止めクリームを塗っている と唯一答えてくれたのが、義従姉妹の女子大生でした💦

 これがなくちゃ外出できないわよ と。

 彼女は比較的に裕福な家庭だったので 経済的な要素もあるのかもしれません。

 ところで、みなさん毎日何で顔を洗っているのでしょうか？

 義姉たちは 普通の石鹸もしくは水のみでした。ちょっと女子力高めな義従姉妹ですら 普通の石鹸だそうです。パレスチナで有名なオリーブオイルの石鹸など 現地人はあまり使わないんですかね

 洗顔料や オーガニック石鹸など 日本には様々なスキンケア製品が溢れてます。

 ガザにも ロレアルなどヨーロッパ製の化粧品もあるにはあります。しかし円換算すると日本と同じような価格だったり…💸

 メイクアップ製品は豊富ですが、スキンケア系はまだまだ品物が少なかったです。

 そういえば、あのガッツリ濃ゆいアラブメイク、みなさんがどうやって洗い流しているかというと→

 赤ちゃんのおしりふき

 あろうことか、普通のウエットティッシュで ゴシゴシ拭いていました

そ、そんなことしたら 目の周りの小ジワの原因になっちゃうよ〜！！色素沈着しちゃうよ〜！！

 思わず大声で叫んでしまいました…

 そして 笑い飛ばすガザ女子のみなさん 

 中には メイクが自然に落ちるまで 放置よ ってな強者も

 そんな適当で どう美肌をキープしてんだか謎です。

 「メイク落とし」と書かれたクレンジングも売ってるには売っていましたが 洗浄力は微妙でした 

 彼女たちは日常的にヒジャブを着用しています。普通のヒジャブなので 髪や首は隠されていますが、お顔の部分には 日差しが当たります。

 日焼け止めを塗らないせいか おでこから頰にかけて 若干日焼けのラインができてしまっている女子も数名いました。

 それでも みなさんツヤツヤしていて お綺麗なんですよね〜 あとは体質的なものもあるのでしょうか？

 ガザの女性たちは 外出の際は肌の露出がない アバヤや 長袖、ロング丈のボトムスが基本です。そのせいもあって 手足はシミひとつなく まさに陶器肌でしたね。そして年齢の出やすい首からデコルテも びっくりするくらい綺麗でした。ここらへんは隠していることで得をする部分でしょうかね。素晴らしきモデストビューティ！

 そうした服装のせいもあり、生涯通して全身で紫外線を浴びる量が 我々と比べると圧倒的に少ないのでしょう。

 紫外線量、侮れないですね

 メディアなどでは 経済封鎖でガザには物がないと言われていますが、イスラエルから輸入された死海の成分が含まれた美容クリームなど ヘブライ語の書かれた製品をかなり目にすることができました。あるところには 物はあるんです。(しかしまあ高価です)

  ただ、日本製品は一度も目にすることはありませんでした。

 ガザの女性たちも美に対する関心は高いので 質の高い日本製品をガザに輸出してみるのもいいかもしれません。 今後に期待です

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