「青竜抄」笠嶋恵美子選

あちこちに虹の付箋が貼ってある

 

「朱雀苑」清水すみれ選

鬱はすぐ少年の詩にもぐりこむ

真ん中で気配を消して鬱になる

猫足で鬱の予兆はやって来る

ずぶずぶとどこまで沈む鬱の沼

居るだけでうっとうしいと言われるの

 

互選王課題「流」

流氷の気泡になって生きてゆく

 

(編集後記)

▼右の肩凝りが急激に酷くなった。たかが肩凝りと笑うなかれ。痛くて堪らないのだ。湿布薬を貼りすぎると肌がかぶれてしまう。首筋が痺れてズキズキ痛い。あまりに痛くて頭の重さを支えきれない。思わず横になる。そうこうしているうちに全身が痒くなってきた。掻き毟る。かゆみ止めを塗りたくる。痛い痛い痒い痒い。全くもってオチのない話である。 (雅)