韓国ドラマ「終末のフール」全12話を観た。


伊坂幸太郎の小説「終末のフール」(2006年、集英社)を初めて映像化した作品というウリである。


伊坂幸太郎は好きな作家でほとんどの小説を読んできた。


集英社文庫にもなっていて8編の短編からなるが、どんな内容だったか思い出せない。その時は感動したはずなのにきれいに忘れている。


まあそれでも原作が伊坂幸太郎ならハズレはないだろうと観だした。


舞台を韓国に移してドラマは始まる。小惑星が200日後に韓国に衝突するという設定だ。


全12話であるが5話当たりまで何度も観るのを断念しようかと思った。その都度、原作が伊坂幸太郎なので我慢ガマンと。小惑星の接近での混乱振りはわかるが物語の筋が全く見えてこないのだ。


8話ぐらいから主人公周辺の動きが明確になり面白くなってきた。


小説は忘れていたが内容は全く別物のように感じた。キリスト教の教会とか神父とかミサとか告解とかは出てこなかった気がする。陸軍の出動とかやはりお国柄が違っている。中隊長の女性は格好よく魅力的であるが。


小惑星の衝突という着想だけが同じでドラマはまた別作品だと思う。殺人とかストレスの溜まるドラマであった。


画像はネットからお借りしました。