韓国ドラマ「ドクタースランプ」(2024年、全16話)を第3話まで観た。ネットフリックス毎週日曜月曜配信。


ヨ・ジョンウ(パク・ヒョンシク)は美容外科医。医療事故死で裁判中。破産して家とか財産を処分したがまだ何億もの借金を抱える。

ナム・ハヌル(パク・シネ)は麻酔科医。教授のパワハラによりうつ病になり喧嘩して教授のスネを蹴って辞めてしまう。


高校時代に成績全国1位を競い合ったライバルで犬猿の仲であった。

ゆえあってふたりとも人生のどん底にいる。そして偶然に再会する。


夜中に思いつきで朝日を見に行こうとなってソウルから束草(ソクチョ)へ車で東海の朝日を見に行く場面がある。行ったのはいいが降水確率80%の曇り。


「日の昇らない私たちの人生みたい」


「つらい時間の中でも慰めてくれる人が1人いたらちょっとはマシになる?」


「同級生から友達になろう」


いつまでも朝日は昇らないのにただただ広い海を眺めていた。


印象的なシーンである。


韓国ドラマには屋根部屋(2階建てビルとかの屋上に建てられた簡易の部屋、物置より少しマシ程度)がよく出てくる。「無人島のディーバ」にも出てきた。屋上の半分ほどは物干しになっていてシーツや下着が翻っていたりする。外階段でビルの中を通らず出入りできる。家賃が安いので苦学生が借りたりするのだ。


このドラマでは落ちぶれたヨ・ジョンウが引っ越してきた屋根部屋のビルがナム・ハヌルの住む家だったのだ。


(C)ネットフリックス。落ちぶれたもの同士の再会に夜桜の下で泣いて抱き合う。

(C)ネットフリックス。予告編より。