今年も行ってまいりました、ツールド宮古島。
6.17-20までの3泊4日。
レースについての所感だけまとめてみました。

 

■今年はレースに出場。
去年は100kmサイクリングに出ました。
まだ自転車をちょろっと乗り始めたくらいで100km走るってことも少なかった。
このイベントを通じて100kmって実はそんなに長くないのでは?と思い始めていました。
そんなこともあり今年は是非レースに出てみたかったのです。
ノンストップで何時間で走れるのか知りたかった。


 

■ツールド宮古島はそこまでガチなイベントじゃない。
あと、最初に言っておきますが、このレース、そこまでガチなイベントではありません。
実業団レベルの選手は殆どいない?と思います。
どちらかというと私たちみたいな海と旅行と輪行が好きなちょっぴりゆるめのホビーレーサーが出るイベントです。(中には速い方もいらっしゃいます、トライアスロンの選手も多いのですが。)
そういうレースです。

 

■コース

平坦なところが多いのですが最後70kmから連続でアップダウンが続きます。
獲得標高は600mくらいかな?


 

■レース内容
実は前日ぜんぜん眠れなかった。
初めての長距離レース。男性と一緒。狭いところに400人近くの人が一緒に走る、密集する、毎年かなりの落車がある。。。そんな不安と、出発前に家で色々あったことなど。。。
私、かなりメンタル弱いです。

 

そんなこんなで30分ほどしか眠れないまま出発。
もちろん食欲もなくパワーバージェルを1本飲んだだけ。
お腹も神経性のものか、若干下し気味。
正露丸あってよかった。

 

緊張の中、7:10スタート。

 

スタートはやっぱり怖かった。すごく密集してた。
10キロ地点まではパレード走行のため遅い速度で進みます。
先導車がいなくなるまでは追い越し禁止のはずなんですが、後ろからどんどん抜かれるし、密集度合いも違う・・・これは落車の危険性ありだ・・・
私の後ろでもいくつか落車の音がしていた。
安全第一。第1集団でいけるところまで行く、っていう作戦はかなり早い段階でやめになりました。

 

頭を切り替えて第2集団へ。
20人くらいかな?ここはそんなに密集していない。
平地巡航は33kmくらい?もうちょっと遅かったかな。
そんな感じ。
でも途中だらけることも。
26km/hとか。遅いな。
できれば第1集団と離れたくないわけですよ。
これじゃあ広がるばっかりじゃないか!
でも引くほどの自信はありません(笑)
ちょっとイライラしながら温存だ、まだあと60kmくらいはあるし大丈夫だ、だれかがペースあげてくれるに違いない、とか思いながら(←思い切り他人任せ)進んだ。
70kmくらいからアップダウンが集中すると聞いていたのでそれまで我慢我慢。。。
途中は話しかけられたり(今年はボトルの数が少ない、どっから来たとか)割となごやかな雰囲気。
でも気を抜いていると第2集団もちぎれたりしてるわけですよ。
これも誰か言ってた、自分が集団にいると思っていたらいつの間にかちぎれて別の集団にいた、って話。
あぁこういうことかと。
そして集団の左で走るほうが風を受けずに済んだのですが、左側は混雑していたので右を走った。
風が強めだったので結構しんどかったけど危ないよりましだと思い耐えた。
でも登りになると密集してない分自分のペースで登れてよかった。
密集してると前の人のスピードにあわせなきゃなんで。
登りはいつも割りと速く登れた、でも下りで必ず抜かれた(笑)
まぁそれで調整ついてたからいいかな。

 

んで、その集団には女が私を含め5人いた。
うち1人はしばらくすると体が上下してしんどそうな感じになっていなくなった。
他の2人は平地は速かったけど小さなアップダウンがいくつかあったあたりでいなくなった。
そして、あと1人。
彼女は強かった。
私は彼女を追いかけて走っていたのだけど、彼女もこの集団だとペースが遅いと感じたんだと思う。
しばらくしたら男性が2人くらい抜け出たのに合わせて出て行った。
で、私も行っちゃえ、って思ったんだけど、少し様子見ると男性に引くようにアピールされてるではないか。わっ、絶対やだわ。彼女どうするか見てたら最初は前出てなかったんだけど渋々(?に見えた)先頭ひいてた。。。3人だからすぐまわってくるよね。てか、引くのやだし、まだ半分弱くらいは距離あったと思うし、私の体力的にいけるかどうか。。。
あそこでついて行くかどうかは本当に迷ったポイントでした。
そしてここらへんがロードレースのかけひき?的なものなのかな、なんて思ったり。

 

そうして第2集団に女は私だけになった(と思う。後ろにいたのかな?)
そうこうしているうちに第1集団でちぎれた集団が見えてきた。
おっ、これはここにもうすぐ合流するヤッター!とか思ってたんですがなかなかくっつかない、あれ?離れてる??
待って待って~!!私もそっち行く~!てな感じで追いかけて前の集団に合流。
うふふ。。。
そう思って後ろを振り返ったら・・・
みんなついてきてるじゃないの~(笑)いや、たまたまだったのか??
私、まんまと作戦にひっかかっちゃったのかしら。
恐ろしいわ、ロードレースってこんななのね。
なんて思いながら進んでいました。


 

そうそう、途中はちょくちょく給水ポイントがあり、その都度水や水筒を求めた。
こんな器用なこと出来るのかなと思ったけど案外できた。
頭から浴びたり、飲んだり、ひざにかけたり。
おっ、なんか私、めちゃロードレーサーっぽくない?
でも、タイミングが悪くてもらえない区間も1/3くらいの確率であった。
一番厳しかったのは東平安名崎でもらえなかったこと。
この時点で私のボトルはほぼ空だった。
そもそもこの日は暑くてボトル1本じゃだめだったのよね。
でも普段2本使いしたことなくてもう1本のボトルホルダーにうまくさせなかったの。
さそうと思うとふらつく始末。ボトルの練習しとけばよかったなぁ。

 

でもこのエイドは手際悪くてもらえなかった人多かったみたい。
あと30kmくらいだったかな。
ここからは渇きがキツくてただ早くゴールして氷水が飲みたかった。
そしてコースはアップダウンが連続で出てきて辛かった。
風もキツかった。気温も高かった。
第2集団も足の合う人がいなくて途中で抜けた。
単独で走った、でも30km/h以上で走った。
頑張った、私。

 

看板にあと10km,5km,3km、と表示が出てくるごとに嬉しかった。
沿道の人の応援も嬉しかった。
ゴールが見えてきた、
やった、ゴール。


 

■結果は女子総合4位。
タイムは3時間15分。
目標の3時間10分は切れなかったけど、av30km/h以上は達成できた。
風と暑さの割にはよくやった、てことにしよう、今年は全体的に5~10分タイムが遅かったらしいし。。。
とにかく落車なく100km走れたこと、なんとなくレースっぽいようなことが出来た気がして嬉しかった。
(たいしたことはしていませんが)
そして女子総合4位だった。
震災の影響でか強い人が出てなかったのかな。これはラッキーだった。


 



くれぐれも言っておきますが、やはりこのイベントは一部の方を除きそこそこのイベントです。
おきなわみたいなトップクラスが競うような大会ではないです。
なので入賞しましたがたいしたことはないのでそこは強調しておきます。

 

また、風と暑さにより今回は完走できなかった人も結構いました。
100kmの部で完走率は68.1%だったかな。
足きりはそれなりに厳しいようです。


 

色々書きましたが『ちょっと聞いて聞いて~!レース出てきてん~』的なノリで書きました。
ここまで全部読んだ人はいなかったかもな(笑)
私、やっぱヒルクライムよりこういう平地もある道の方がスピード出せて楽しい。

 

写真などは後日またアップさせていこうと思います。
以上興奮気味のリポートでした。