湯築城から松山城(四国旅行その6) | gayasan8560のブログ

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趣味の鉄道、街歩きネタを中心としたブログです。鉄道については、主に歴史的視点からの記事が多いです。

高知市から松山市へは高速バスで移動。高知駅から松山駅(JR駅)まで約2時間半。かつての国鉄バス松山高知急行線は、一般道経由で3時間以上かかっていたので、高速道路を利用することで距離的には遠回りになるにも関わらず30分以上の時間短縮になっています。

松山の宿泊ホテルに近いので、高速バスは大街道で下車。チェックインを済ませて、とにもかくにも道後温泉に急ぎます。

松山といえば道後温泉、道後温泉といえば湯築城。路面電車の道後温泉行きに乗り、終点の一つ手前の道後公園で下車すると、目の前に公園が広がっています。ここが道後公園、かつての湯築城跡になります。道後公園には、かつて動物園があったと記憶しているのですが、昨今の歴史ブームのお蔭か、動物たちは追い払われてしまい、その跡に立派な湯築城資料館が建てられていました。

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資料館にあった、湯築城の復元模型。
湯築城は河野氏の本拠地だった城です。「信長の野望」などの戦国時代ゲームでは、河野氏というとパッとしない武将という印象がありますが、村上水軍など瀬戸内海の海賊たちへの影響力は、私の想像以上のものだったようです。

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公園には多数の桜が植えられており、この時期は屋台も出ており、園内は善良な多くの松山市民が花見の場所取りをしておりました。

翌日は、まず松山城に向かいます。小山の上にある松山城には、ロープウェイで上るのが楽なので、ホテル近くにロープウェイ駅があるので便利です。
この時期、四国のお城はどこに行っても桜祭りが開かれているようで、松山城も例外ではありませんでした。そのお祭りの一環として、ロープウェイ駅に、蛇口をひねるとみかんジュースの出る水道がありました。飲ませてもらいましたが、まるでポンジュースのような味がしました。

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山頂駅では、マドンナ風の女性スタッフがお出迎え。一瞬、女子大の卒業式でもあったのかと思いました。

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まだ時間が早かったので、あまり人がおらず静かでしたが、もう少し遅くなると、大賑わいになるのでしょうね。こうやって桜越しに見る天守閣は、どう見ても軍事施設には思えません。優美すぎます。

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天守閣からの眺め。
「春や昔 十五万国の城下かな」 正岡子規

帰りは、黒門口登城道を歩いて下山しました。時間の関係で入りませんでしたが、下ったところにある二之丸史跡庭園は、表御殿や奥御殿のあった場所に造られた庭園で、草花や芝生などで、かつての御殿の間取りを再現しているそうです。