スイッチ×インタビューという番組を見た。
北野武があれほど科学好きだとは思わなかった。
素粒子とか宇宙論とか、マジでワケわからんし理解できる素養もないんだけど、そのワケわからん感じがとてつもなく自分を豊かにしてくれる、そんな瞬間がある。
北野武は興奮してたのか、話がとっちらかってたけど多分同じ感覚を持った瞬間があったんだろう。科学力は国力だとか、人類の進歩だとか、まぁそれもそうなんだけど、もっと根源的な魅力がそこにはある気がする。
社会に生きてて日常生活に囚われていると、どんどん視野が狭くなってくるけど、科学はその狭まった視野を一気に広げ、解放してくれる。そして自分の悩んでいる事やぶつかった壁、挑もうとしている壁は、科学の壮大さからしたらもはやゼロに等しいのだと、そんな感覚にさせてくれる。
科学者の素晴らしい所は、自分の人生をかけて、途方もなくその壮大な世界に挑んでいる事だと思う。下手したらとんでもない見当違いをしていて、その人生で費やした時間は、後世の研究にも繋がらない、全く意味のないものになるかもしれない。まるで終わりの見えないロッククライミングだ。それでも研究者たちは、そのルートが正しいかもしれないと信じて、登り続ける。
北野武もそんなような事を言っていたが、そうして登り続ける事こそが宇宙に誕生した我々のあるべき姿であるし、それを実行している事はとても恵まれている事だと思う。
育休が終わろうとしてるこのタイミングで
この番組に出会えた事はよかった。
自分の進む道が見えた気がする。