ひこうき雲
淑女のみなさま
週末はいかがお過ごし?
アタシは朝から掃除機掛けて
床をシンデレラ拭きして風呂掃除。
30代自己完結ヲキャマ
の末路を体現したような生活。
ところで☆
Twitterでもちょっと呟いたけど
ふと、ユーミンのひこうき雲をが
脳内でヘビーローテーション。
ノネナール(←加齢臭の成分)放出が
お盛んな世代のヲキャマには絶大な
人気をほこるユーミン。
なんだけど、アタシはあの独特の
踏み潰したカエルが発するような声質
があまり好きじゃないから
好んでは聞かないんだけど。
ってか、ぶっちゃけ歌は下手だし。
とはいえ、あの作詞作曲センス
特に日本語のセンスにはアタシも感服。
歌の世界、特に歌詞において
同じくゲイ支持率が高い槇原敬之の場合は
あるある!そういうシチュエーション!
分かる!分かる!アタシもそう思ってた!
めいた、あるあるネタで共感を誘うんでしょうけど
アタシにはあまりにウェットで粘着質、そして
自分でも思い浮かびそうな言葉が特徴な
槇原敬之の歌詞=みんなの歌系共感
って言えるかと。
(アタシは大の苦手だけどね)
一方ユーミンの場合は
あるあるネタ、共感ネタな楽曲も
多いんだけど、エスプリ、毒、情念
そして”ハッとする”感があるから
松任谷由実の歌詞=俳句系共感
だと思うの。
ヲキャマ支持率も異常に高い
Destiny の歌詞
冷たくされていつかは見返すつもりだった
それからどこへ行くのにも着飾ってたのに
どうしてなの今日に限って、安いサンダルを履いてた
上の2行で”あるある共感”を刺激しまくって
心を鷲掴みにして、最後の一行
今日に限って安いサンダル履いてた
このリアリティーがあるんだけど
なかなか思い浮かばないけど共感できるし
多くを語るこの歌詞は俳句に通じるものがあって
アタシを含むヲキャマはイチコロ!
そんなアタシが一番好きなユーミンのアルバムがコチラ
- 「松任谷」じゃなくて、「荒井」由実時代
- ってか、ユーミンのファーストアルバム。
とくにタイトルになっている
ひこうき雲 はコード進行、メロディー
歌詞だけじゃなく、ユーミンの絶唱も秀逸。
この曲をを聞くと、小児ガンで
亡くなった幼馴染のテッちゃんや
阪神大震災で亡くなった友達を
思い出して泣けてきて。
明日の1月17日は震災から15年。
もう15年、まだ15年。
空に憧れて、空を駆けていく
あの子の命はひこうき雲
そして今、ここでも 多くの命が。