たまに父親が帰宅して、しばらく家にいる。
そんな時はお風呂は一緒に入っていた。

身体を洗い終わっているのにいつも触ってくる。
この頃の私は触られてるのは遊んでると考えていた。

触っているのはお風呂に入るたび必ずで、
幼い私の胸の辺りや、お尻、足の付け根、
全てを触られていた。

夜寝るときは別々に寝ていたが、
私は寂しがり屋で良くお母さん達の布団に潜り込んでた。

父親が帰っている時は必ず、私が布団に行くとお風呂の時と同じく触ったり舐めたりされた。
その時のお母さんはまだ家事をしていて、居なかった。

大人になってからこれが普通じゃなかったんだとわかった。
過去は笑い話に…まるで自分がされてないように、
考えて気持ちを切り替えて偽って生活してきた。

そんな毎日の中、また突然の事故に遭う。
普通に生活していたはずだった。

朝、お母さんが病院へ行き私は留守番をしていた。
お昼過ぎだろうか、近所のお姉さんが犬の散歩をしている。
たまたま見つけた私は走って駆け寄った、
偶然にも、ちょうどお母さんが帰って来た所だった。

散歩している犬の頭を撫でていると、
お母さんが「危ないからおいで!」と私に声をかけた。
私は「大丈夫だよ」って頭を撫でた。

お母さんに返事をして、犬に顔を戻した瞬間に、
吠えた声と共に周りが騒ぎ始めて、
私は何が起きたか分からなかった。

見るとお母さんが必死で走ってくる。
私は顔を抑えていた…

そのままお母さんに抱かれながら、
また車に乗った。

私は泣いている。
お母さんは叫んでいる。

車の中で
顔を抑えていた手をそっと外して見た…
人間の肉片を始めて見た。

真っ赤に染まった手の平の上に血混じりの、
自分のゼリーのような脂のような塊が沢山ついていた。

そのまま、病院へ向かい、手術をし20何針も縫う程だった。
大きさ的には手の平を頬に当てた時の幅そのままの大きさだった。

幼い頃に怪我の連続もあったから、
記憶がないように思える。

続く…