こんにちは、
GAUDIEスタッフの林です。
今日は、
オーダーバッグのご相談で
**たまに話題にのぼる「金具」**について、
少しだけ裏側のお話をしたいと思います。
「黒ニッケル」「アンティークシルバー」
というご希望オーダーの打ち合わせの中で、
- 黒ニッケルの金具がいい
- アンティークシルバーの、少し落ち着いた色味が好き
といったご希望をいただくことがあります。
革やデザインと同じくらい、
金具の色やツヤは、バッグの雰囲気を大きく左右する部分。
そこにこだわられるお気持ち、とてもよく分かります。
実は、金具の色は意外と難しいのです
市販されているバッグ用の金具は、
基本的に「シルバー」「ゴールド」が中心です。
黒ニッケルやアンティーク系の色もありますが、
- 金具屋さんが違う
- 作られた時期(ロット)が違う
といった理由で、
- 色味が少し違う
- ツヤ感が微妙に違う
ということが起こりやすいのが現実です。
写真では分からなくても、
実物を並べると「あれ?」と
気づく程度の差が出てしまいます。
色とツヤを揃えるための「再メッキ」
市販の黒ニッケル金具。底鋲、ファスナー、ナスカン等のツヤ感、
色味が違ってしまう場合があります。
これは、
- 必要な金具を少し多めに用意して
- 専門の職人さんに、改めてメッキ加工をお願いする
という、とても手間のかかる工程です。
バッグ1つ分でも、意外とコストがかかります
再メッキには、
- 追加で仕入れる金具代
- メッキ加工の費用
- 加工途中で使えなくなる可能性
といったものが含まれます。
そのため、
バッグ1つのためだけに、金具で3万円以上かかる
というケースも珍しくありません。
量産品と違い、
オーダーはすべてのコストが「その一点」に集まるのです。
市販のバッグは、
- 同じ金具を大量に使う
- コストを分散できる
という前提で作られています。
一方、オーダーは
その方のためだけの一点もの。
オーダーでお作りしたアンティークゴールドメッキ仕様のバッグ。
仕上がりの差がほとんどなかったため、再メッキは行わず、
市販金具を使用して製作しました。
理想に近づけられる反面、
手間やコストもそのまま反映されます。
だからこそ、事前にきちんとお話しします
GAUDIEでは、
- できること
- 難しいこと
- できるけれど、コストがかかること
を、できるだけ分かりやすくお伝えするようにしています。
「知らなかった」
「そんなにかかるとは思わなかった」
ということがないようにするためです。
最後に
細部までこだわったオーダーバッグは、
完成したときの満足感も格別です。
ただその分、
既製品とは少し違う世界であることも、
知っていただけたら嬉しいなと思います。
気になることがあれば、
どんな小さなことでも、お気軽にご相談くださいね
GAUDIE 林



