船舶免許を取得するためには、主に教習所などに通って知識と実技を身に着けることが必須となります。だから近場に教習所がある場合にはそこに連絡して通う準備をすればいいというだけの話になるのですが、やはり自動車学校などと違って船舶免許というのは一般にあまり知られていないものです。何をするのかわからないで飛び込むというのは不安があるという方も少なくはないことでしょう。これらの船舶免許の教習所では主に何を学ぶかというと、まずは心得やマナーから始まります。どんな小さなボートであれ、免許を持って自分で動かす以上は立派な船長となることです。水上で乗り物を操縦する上では当然知っておくべき最低限のことを最初にしっかりと学びます。その次には交通の方法として、水上でのルールを頭に入れます。海上や河川にも車の道路と同じように様々な規則が存在しており、港則法、海上衝突予防法、海上交通安全法、河川法などの法律もあります。これらを覚えることが求められるのです。その後に出てくるのが実技ですが、船を安全で経済的に無駄なく目的地まで向かわせるにはどうすればいいか、必要な知識や技能を獲得していきます。船の特性や動かし方の知識の他、荒天時にどのように対処するべきか、エンジンの整備、事故や故障の際にどのように処置するべきか。その他にも、荒天でトラブルに見舞われないように気象に関しての予測がつけられるよう、知識を得ることも求められてきます。このように実際に覚えるべきは船を安全に動かすためのマナー面や法律面、そして船の機能などについての知識となるものだと考えておけば間違いはありません。