ここのところAbleton Liveで作曲をしていましたが
最近またこのMASCHINEを使って曲を作ってる。

いろんな機材やソフトを駆使して作ったりもするのですが
たまにこうやって
もうMASCHINEしか使わない!と決めて作ると
意外とよいものができたりするのが不思議。
道具と人間のことを考えると結構面白くて、
たとえばサックスもパーツがいろいろあるので
上達の過程でいろいろとっかえひっかえ、
道具にこだわりまくる時期があるんですね。
いまももちろんこだわっているのですが、、
たとえばマウスピースという口のところについてる黒いパーツ、
これ一つとっても
とんでもなくたくさんの種類があって、
中級者くらいになると
この部分をとっかえひっかえしまくったりします。
もちろん上級者の方でもとっかえひっかえしまくる方もいます。
ぼくも7、8年前までとっかえひっかえ。
同じ品番のものでもモノによって差があると思って
同一品番で5個も6個も持っていたりしました。
でも7、8年前から、一切変えてない。
しかもいま使ってるこのマウスピースは、
初心者の方が一番最初に買うような、
楽器に付属で付いてくるような、そんなマウスピース。
このマウスピースは、あまり主張がない、特にこれといって特徴のないものです。
なので、誰が吹くかによって音が変わる。
いろいろとっかえひっかえした結果、
そのパーツの形状を変更して音を変化させることよりも
自分の体の中の動きを変えたほうが圧倒的に音が変わることに気づいたのが
大きいです。
という道具観!
人によってだいぶ違うとことは思いますけどね~
さらに考えると、
「弘法筆を選ばず」てよくいいますよね。
まあうまい人は何使ってもうまいていうのは大前提ですが、
僕の持論では
これは道具の特性を一瞬にして理解できる能力かなあと思ってます。
道具がこうだったら最終的に理想の結果を出すために
自分が何をしなきゃいけないかすぐにわかる能力かな。。
道具に対して、良いところは引き出して、悪いところは自分で補完しないといけないですからね。
だから多分、弘法さんは
100本渡された筆の中で自分がMAXでコントロールしやすい筆を
1分10本としてたぶん10分で見つけられると思うなあという感じです笑
自分のことで考えると、上達すればするほど
このスピードが速くなってると感じる。
サックス奏者は「リード」ていうばらつきのある部品を
毎日1枚くらい取り替えていくので、これの選択スピードですね。
すげー真面目なエントリーになってしまった笑!!!
というわけで制作作業のときも
この考えをいかして
道具を固定して考えるっていうのをやってみてるっていう話でした~
ちゃんちゃん
路上で配るチラシ、7月スケジュールに更新しました。
裏側には英語バージョンもあります~
路上も感謝~!

ではーんやんではーーーん
横田寛之
