GWに何か一つくらいは資格を取ろうと思いCBTで試験を受けてきましたー。今回受験したのは金融業務能力検定3級 事業性評価コースです(´▽ `)ノ
■金融業務能力検定とは
金融業務能力検定は、さまざまな業務を取り扱うことが必要とされる時代が到来し、金融機関の行職員に求められる役割・知識も多様化かつ複雑化している中、このような金融機関の実情を踏まえ、若手行職員から中堅行職員・役席者にとって必要とされる基本的な業務知識・実務への対応力を検証する試験です。一般社団法人金融財政事情研究会(通称:きんざい)によって運営されており、現在34種目とかなり多くの試験が行われています。
2018年5月現在、金融業務能力検定は一部の試験(DCプランナーなど)を除き、随時受験可能なCBT方式で試験が行われています。CBTソリューションズとの提携によりCBT試験を運営していることから、当該社のテストセンターであれば受験が可能となっています。(ただし、2018年度に試験枠組みを大きく改定したことから、一部科目については今後配信開始予定となっています)
参考:金融業務能力検定 2018年度試験日程・種目・受験手数料(きんざいウェブサイト)
■事業性評価コースとは
今回受験した「事業性評価コース」は、昨年までは「法人営業力強化・事業性評価コース」として行われていた試験です。ちなみに「事業性評価」という言葉はあまり聞きなれない言葉だったのですが、公式ウェブサイトによると、「金融庁が金融行政方針において重点施策として掲げた『金融機関における取引先企業の事業評価およびそれに基づく解決策の提案・実行支援』に向けた実践的取組みに資することを目指した試験」とのことです。事業を適切に見極めて将来有望・地域社会の発展に資すると思える事業であれば、必ずしも担保がなくとも融資を行っていく、という感じでしょうか。
そんなわけで、試験科目も事業性評価の意義や事業性をどのように評価するかということが中心となっており、以下の4科目で構成されています。問題集を解くと、2は結構財務分析を問われる設問が多く、3は経営学の基礎知識やフレームワークの理解が問われる設問が多い感じですね。
1.事業性評価の意義、金融機関に求められる役割、業界動向
2.取引先企業の実態把握(定性分析・定量分析)
3.競争力の各種評価方法
4.取引先企業のライフステージに応じた各種支援策
出題形式は四肢択一50問で、合格ラインは6割以上、試験時間は100分となっています。
■受験レポート
GWは色々と遊びまわっていたので後半の5日ともなるとそれなりに疲れがたまってきていますが、当日朝に問題集の復習を行ってから試験会場に向かいました。今回は新宿のテストセンターで受験したのでしたが、新宿に行くのが久しぶりすぎてあまりの人の多さに驚いてしまいました。南口のバスタ新宿なんてのも初めて見たし。キョロキョロと周囲を見つつ、おのぼりさん気分満点で会場へw テストセンターも見るからに就活生っぽい人や社会人などでだいぶ混雑していました。受付を済ませしばらくしてから名前を呼ばれ、試験開始です。
例のごとく秘密保持のため試験内容についてはコメントできませんが、問題集の内容が理解できていれば基本的にはある程度対応可能ではないかと。50分ほどですべての問題を解き終え、終了ボタンを押します。さて、結果は如何に。

よかったー。無事合格してましたー∩( ・ω・)∩バンジャーイ
■テキスト・学習時間・取得費用など
【使用テキスト】
【学習期間・時間】
学習期間:およそ1週間(およそ5~10時間程度)
学習時間概要:
・問題集を解く:5時間
・問題集で間違えた問題の復習:1時間
・問題集で知らなかった単語をググって調べる:1時間
【取得費用(概算)】
受験料 4,320円
書籍代 1,944円
交通費 1,000円
合計 7,264円
【管理人スペック】
・文系大卒、事務職
・所有資格:日商簿記2級、ビジ法2級、初級シスアドなど
■総評
試験科目のうち、2と3は財務分析と経営学基礎みたいな感じなので、このあたりを勉強したことがあるかどうかで合格までにかかる時間は変わってくるだろうなと思いました。私は普段の仕事でやっていることと重なっている部分が多かったのと、簿記の学習経験もあり、2と3については初見でも問題集をほぼ解くことができ試験対策にはそれほど時間をかけずに済みました。
この試験を通じて銀行融資における「事業性評価」というトレンドの概要を理解できたのはよかったなーと思います。問題集で出てきて初めて知った事項の中にも面白そうなものもあったので(RESASとか)、あとでちょっと調べたり触れてみたりしようかなと。
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