からあげくん、うまいよなあ!

と、同じ小児病棟にいた
年下の男の子には、
珍しくヨシのほうから
話しかけた。

満面の笑顔だったな。

それだけ、からあげクンが

好きだったのだろう。

まだ息子のヨシが園児のころ、


からあげと、からあげくんは
どうちがうの?

と聞かれて説明したことも。

LAWSONに売ってる
このパッケージの⋯

それでも、大きくなるにつれ
君づけで唐揚げを呼ぶのは
恥ずかしかったのかもしれない。

だから自分の家族以外で
からあげくんと呼んで
話をしている男の子に共感して
嬉しかったんだと思います。



入院中は、感染症の観点から

からあげクンはNG


それでもヨシが食べたいと
いうのだからと母親は、

お店に事情を話し、


そういうことなら⋯と
特別に揚げる前の

からあげクンを分けて

もらったらしい。


写真は我家で揚げてきた

からあげクンを

食べたときの写真。

おいしいな⋯

とはいっていたけれど、
一口食べたあとに
何か考えるような顔は、

この時期、病気で味覚が
変わってしまったからかな⋯

と思っていた。


でも、この投稿を書いている
途中に気付いたのですが、

ん?家でつくって
パッケージ無しなこれは
からあげなのか?
からあげくんなのか?

⋯もしかしたら

そういう疑問がわいた顔

なのかもしれません。