音楽でも食べものでも・・・
まわりの人のオススメ情報
は昔から大切にしています。

この春から10年ぶりに
電車通勤になったので、

まだ読んでいない
長年のオススメ本が
たまっている本棚から

表紙だけで
なにげなく一冊選んでは
読み・・・としていました。

「さざなみの夜」、「ツナグ」、
「猫を抱いて象と泳ぐ」…など

気づけばどれも
偶然「魂」に関係する物語。

息子ヨシの
六年目の命日である今日、
リュックにはいっている
「聖の青春」などは、

若くして亡くなった
天才棋士 村山聖さんの
幼少期からエピソードが
はじまっています。

・・・誰かに伝えても
ただの偶然だと思われる程度の
小さな奇跡。

でも、それがずっと続いているから
天国からのオススメ本なんだ
という気持ちになれます。



ひとつ前に読んだ
「西の魔女が死んだ」
という本は、

娘がまだ中学生だった時、
感想文のために選んだ本。

選んだ理由を聞いたら、
主人公が女子中学生で
しかもページが少ないから
だといっていた。

この本を今になって
僕も読んでみたら、

「人は死んで身体がなくなっても
完全に消えてしまうわけではない」

ということを
チャーミングに伝えていた。

・・・弟をなくした娘に
当時たいしたことも
言ってやれなかったけれど、

ちゃんと天国のヨシが
心に響くいい本をオススメ
してくれていたようです。