
ある朝。私は自宅前にある大きな公園の端っこにある
ベンチに腰をかけた。
持参していたトートバッグから早起きして作ったサンドイッチが入ったランチボックスと水筒を二つ取り出す。
水筒の一つはレモンティーが入っている。
もう一つにはコーンポタージュが入っている。
サンドイッチの具材は日替わりで変わる。
今日はシャキシャキのレタスとハムを挟んだものと
ツナと玉ねぎとさっと茹でたじゃがいもを細かく刻んで和えたものを作ってきた。
季節が秋へと変わった今の季節は何と言っても清々しい。少し肌寒い感じがする今の季節は私にとってかけがえのない大切な日々。
ゆったりとした時間を過ごしていると。
私にとっての大切な人がやってきた。
「おはよう。今日の朝食は何かな」
「おはよう。今日はこういう感じだよ」
この人は私にとって彼氏であり旦那様である。
結婚してからも私たちは出会った日の頃を忘れていない。
ベンチに並んで座りつつ毎朝彼とは自宅の近所の公園にて待ち合わせをすることにしている。
結婚して同じ屋根の下で暮らしているのだけど。
日々のちょっとした工夫で私たちは時に恋人同士の
時間を過ごせている。
私たちはお互いに多くを求めることはしない。
ただただお互いを尊重しつつ困った時はお互いに助け合える関係。言葉による意思疎通というよりはお互いに察知して何気ないことでもそっと手を差し伸べる様な。そんなふわふわした日々を過ごしている。
彼も私も自由業の仕事をしている。
決して裕福な生活ではないけれどもどちらかというと
自給自足に近いと言える。
私も彼も主に人助けを中心とした生活をしている。
けれども慈善事業とは異なる。便利屋の様なものだ。
家事の代行や企業とのやりとり。時には困っている人の相談にのって一緒に問題解決を行なっている。
そんな私たちの1日は今日もこの公園から始まる。
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