猫の集会に出逢った。折しも ぎんちゃの日 その深夜。 『浅川マキ:面影♪』 | ぎんNECOスペインバカ

猫の集会に出逢った。折しも ぎんちゃの日 その深夜。 『浅川マキ:面影♪』


   グラナダもすっかり秋の気配です

   満月から5日ほど過ぎて
   心持ち 月が欠けてきたねぇ
   
     なんてさ、 
   日暮れ時のカテドラルあたりの雲を眺めては
   夜の月を想って ちょっと、せつなくなっている

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            『面影♪  浅川マキ』

          

              また 会えるわ
              きっと 会えるわ♪


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   夜、23時半をまわったあたりで
   やっぱり呑みに行こうかな。って思っちゃってさ
   テクテクと坂を下り

   ふら~りと 行きつけの店をVINO(ワイン)2杯ずつで数軒ハシゴ
    (もちろん、勝手に付いてくるタダTapasは食べなきゃ怒られますよ)


   〆はお馴染みのワイン処に寄りまして っと。

     あれ?
     最近はいつもオネエチャン率の高いここ カサ・デ・ビーノ。

     02時だってのに、何故か・・
     常連のオッチャン達ばっかし。オヤヂ率満杯!

     それを、ニンマリと見ながら呑んでるアタシ



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   ふと、気づいた。

   あぁ・・ 

    「ぎんちゃ」の命日だわ

   あたしの名前の本来の持ち主「ぎんちゃにゃー」    
    銀色のロン毛に グリーンの瞳。キリっとした賢いネコさんだったねぇ
    20歳で空に召されて もうどれだけの年が過ぎただろうか・・

    きっと、空の向こうで
    後々逝ってしまった子供たち それから、マキさんやキヨシローくん達と
    わいわいニャアニャアとさ
    あたしの悪口なんか言いながら騒いでることと思いまする

    
   そーんなことを考えて ニマニマしつつゆっくりと帰る
   朝に近い 深夜のゴメレス坂。


     こんな景色に出逢えた




    坂を上りきったアルハンブラへの門あたりから
    ニャアたちが 降りてくる・・え?


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      まるでアタシに気が付かないのか
         もしかしたら 仲間と思っているのか。。

      そばをなんともなしに通りゆく彼ら。


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      ふふふ。

      アタシの住まい入口あたりに 
       この後20匹ほどのニャアが集まってしまいました
      こうなれば
      できるだけ刺激するのを避けて じーっと仲間入りするに限りますね

      右の細い路地にもやってくる・・


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     彼らは 集まって
     何をするでもなく暫しここで 過ごした

     時折、寄り添っては離れる。
      これは、アタシには聞こえないけれど何をか話してるんだろうか
      ニャア達もスペイン語なんだろうか・・
       などと、アホなことを考えてしまい ニヤつくアタシ



     一人、また一人と(あえて、人とします)坂を下る者
     そして路地へと向かう者。
     
     またな! そんな声が聞こえたような気さえする
     


 

    んんん・・

     だからね。そこは ウチの入口ドアなんだけど。もう入っていい?
      なんだったら今夜泊まる?


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    集会を終え 最後に残った彼女は

    通りかかった 足の悪いじいちゃまを見守るように
     アランブラの方へと上っていった


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    ぎんの日に

     出逢ったニャアの集会



    ぎんからの贈り物だと思って
    ゆっくり眠ろうと 想います


    そういえば、今朝の空も
    銀な空だったよ



    おやすみ。 ぎん