『Blues at Work』楽曲解説その③  1. 被害者菌 | ローリングストーンズ。麹のように。

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ギターを練習しています。

Blues at Work』楽曲解説その③  1. 被害者菌

 

 

1. 被害者菌

 

楽曲解説 3曲目は「被害者菌」です。

 

この曲は、大好きなローリングの方のストーンズ風の曲です。

 

 

被害者菌は職場での感染力が強く、症状としては

 

 

・批判が多い

・粗探しをする

・愚痴が多い

・すぐに腹を立てる

・自分を変えようとしない

・思い通りにならないと不機嫌になる、卑屈になる、攻撃的になる

 

 

のような特徴があります。

また、よく聞かれる発言としては、

 

 

「頑張ってるのに評価されない」

「自分だけ損ですよね」

「褒めてください」

 

 

などがあります。

 

 

そんな職場に蔓延する被害者菌についての曲です。

 

 

 

 

演奏をみていきます。

 

 

まずこれはギターをかなり入れています。

合計6本くらい入っています。

 

ローリング・ストーンズのアルバム『STEEL WHEELS』のゴツゴツというかキラキラというかをイメージして作りました。

 

全然そんな雰囲気にできませんでしたが、、、

 

ギターの録音は初期に録音したものはライン録りですが、イントロやコードバッキングはマイク録りしています。

 

 

 

イントロは直前まで仮で『STEEL WHEELS』収録の「Sad Sad Sad」のイントロを入れていたのですが、さすがに変えようということで弾いてみたのがリリースしたものです。

 

キース風に少しルーズに弾くとX-Pensive Winosの「How I Wish」に引きずられてしまったので、そうならないように弾いた結果がこれです。

 

 

これは随分前の録音で、すでに右chのイントロ&コードバッキングをしているテレキャスターモデルは所有しておらず、イントロは違うギターで弾きました。

 

なんとか違和感のないように音を合わせにいきましたが、いかがでしょうか。

 

 

曲中(右chコード):

 メイプル指板、アッシュボディの52モデル

 

イントロ:

 ローズ指板、アルダーボディの63モデル

 

 

 

各ギターが掛け合いのように絡み合うイメージをしたのですが、本数を入れすぎてごちゃごちゃ感があるかもしれません。(「Sad Sad Sad」が頭から離れませんでした)

 

 

途中のブリッジ部分は、同じく『STEEL WHEELS』収録の「Rock And A Hard Place」のブリッジ部分をイメージして作りました。

 

上に乗っている歌詞は

 

 

「気にしているのは 周りが自分に 何をしてくれるか」

 

 

被害者菌は言い換えると「悲劇のヒロインウイルス」です。

自分が可愛くて仕方がありません。

 

 

 

似たものに「くれない症候群」というのもあって、これはいずれ曲にしたいと思っています。

 

 

 

 

 

ドラムは、基本的にはLogic Pro XDrummerにおまかせで叩いてもらい、音源はBFD3を使うというパターンです。

 

おかずが特徴ありますが、そのまま使っています。

 

 

実はこの曲で一番気に入っているのはソロ前の「タカタカタカタッタ」というドラムのおかずです。

 

ここはLogic Pro XDrummerのフレーズではなく、手打ちしました。

 

 

ハイハットは追悼チャーリーワッツ、で抜いています。

 

 

ギターソロは、テレキャスターのシンラインモデルで弾いています。

 

 

ソロ部分だけバッキングにアコギを入れています。

ストーンズ・マナーです。

 

 

このアコギはStaffordで、Hard Offで数千円で買ったものです。

 

アコギの音の処理は、まだまだ研究が必要です。

 

 

機会があれば、アコギをテープで録ってそれをさらに収録するという「Street Fighting Man」みたいなことをやってみたいです。

 

 

 

バッキングですが、右chのコード弾きがたまに若干タイミングがもたる部分がありますが、これは私の癖です。

 

今回録音していてはじめて自覚しました。

 

 

 

エンディングの手拍子とシェイカーも自分でやっています。

 

手拍子はいくつか重ねておりまして、微妙に感じを変えて叩きました。

 

 

シェイカーは、16で演奏するのが速くて難しかったです。

 

 

 

お聴きいただいたらわかるかもしれませんが、エンディングのイメージはあの曲です。

 

最後に小さく聞こえる「イェーイ」を入れようか迷いましたが、入れませんでした。

 

 

 

 

この曲を弾いていて、ミュージックマンのシルエットを弾いてみたくなりました。

 

一応探してはいるのですが、90年前後のモデルはなかなか出てきませんね。

 

すごく弾きにくい、と聴いたことがあります。

 

 

昔はキースやロニーが弾くこのギターの音が好きではなかったのですが、今こうやって録音をしていると、ああいう音が欲しいなぁ、あると重宝しそうだなぁと感じます。

 

当時のキース曰く、「レスポールの音もテレキャスターの音も出る」というギターです。

 

 

 

 

 

では。

 

 

 

 

 

 

アルバム『Blues at Work』2022.4.11 Release!! しました。

ブルース、ジャズ、ソウル、ボッサ、ワルツ、ロックンロールなどいろいろです。


↓無料のご視聴はこちらから(YouTube)

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