ギャンブルとトレードの違い | FXデイトレ@フィボナッチサイクル戦略.COM

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サイクル(横軸)+水平線(縦軸)+斜線を使ってチャートを分析しトレードしています。

以前、購入し読んではみたものの記憶に全く残っていない「デイトレード」という本をもう一度読んでいる。トレードに対する視点やアプローチの仕方は違うが言っていることは「ゾーン」と同じだ。先日読んだ長友佑都の「上昇思考」は「ゾーン」とかなりの内容に共通点があった。「ゾーン」には正しい考え方が表現されているだけでなく、その正しい考え方の作り方を教えてくれている。

多くの方が「トレードはしてもギャンブルをしてはならない」とか「ギャンブラーではなく、胴元にならないといけない」ということを言われる。至極当然なことであり、そうしたいとは思っていても、何がギャンブルで何がトレードなのかがわかっていないと、人間が生来から備えている習性からトレードをしようと思っていてもギャンブルをしてしまうことになる。

人間は確実を求めたがる動物である。テレビショッピングで痩せる器具やサプリメントがよく宣伝されている。痩せたいと思う視聴者はテレビに映し出されるいろいろな人のサンプルを観て、「これなら確実に痩せられる」と思って電話注文する。(痩せる本当の解決策は、器具やサプリメントではなくメンタルにあるものだが)。そして少しやってみたものの成果が上がらなかったので、次の商品を試してみる・・・等など、例を上げたらきりがない。したがって人は「絶対」とか「確実」という言葉に弱い。人生で確実を見つけることは永遠にできない。「確実」とは近いところまで努力して到達目標とするものであろう。一方、宮沢賢治の言うところの「永久の未完成、これ完成である」も真理なのではないだろうか。

このように、確実を求める習性のある人間に「確実を求めるな」と言っても、ほとんどの人には難しい。

ギャンブルとは何か?
ギャンブルとは自分の予想が正しいことを期待して賭けること。そして、自分の期待が叶うと脳内では快楽の素となるエンドルフィンが放出され、自分の正当性に優越感を感じ金銭的な満足感も得られる。 そして、ひとたびその快感を味わうと、またその快感を求めるようになる。逆に期待通りにならないと不快が襲い、それを解消するために快感を求めて次なる予想に期待する。負け(自分の間違い)を認めたくないと、とことんまでお金をつぎ込むこともあるし、トレードでは「損切り=負け」と思っている人は負けを認めたくないので、損切りをずらしたり感情的ナンピンをしたりもする。ギャンブル依存症になりやすいのは、このようなからくりからである。トレード初心者はポジポジ病になりやすいと言われるが、理由は相場のことがよくわかっていないこともあるし、「次こそは」と期待することが大きく影響していると思われる。

それではトレードとはどうすることか?
まず確実なものはないということを前提に期待しないところから入らなければならない。稼ぐ目的でやっているのに期待しないことは難しいのだが、それができてから本当のトレードが始まる。予想をするということは確実なものがあると信じ期待している証拠である。ただし、優位性があることは真実であり、それがなければ誰もトレードで安定して利益を上げることはできない。優位性というのは確実またはほぼ確実(100~90%)ではなく、50%より少し上程度でよい。高い勝率の手法を手にする為に改善していくことも必要だろうが、高勝率らしき手法は痩せるための器具やサプリメントであって、規律あるトレードをすることの方が重要なのである。
トレードをする人は自分の信じる優位性に賭けてもそれが確実でないことを知っているので、その優位性が崩れた時には即座に損切りができる。また損切りをした後に順行することもあることを承知しているので、悔しいと思わないしその時の対策も考えている。そして、トレードを個々に考えるのではなく、複数回のデータとして確率で考える。よって、個々のトレードで勝っても負けても熱くはならない。利益を上げることよりも技術の向上に注力し、トータルで利益になることを目指す。

ギャンブルではなく、優位性に基づいた確率思考でのトレードを心がけたい。