過日、NPO法人・日本ホリスティック医学協会が
毎年開催しているシンポジウムに参加してきました。
《魂の医療=いのちの本質〜時代が魂を語り始めた》
ホリスティック(Holistic)という言葉は
ギリシャ語で『全体性』を意味する『ホロス(Holos)』を
語源としているそうです。
そして、ホリスティック医学とは・・
健康な状態、病気の状態に関係なく人間の『からだ』は
肉体、精神、心、霊魂の総体であり、
すなわち、人間そのものを指し、
人間の生を『いのちの営み』としてありのまま全体を見つめ、
限界や欠如も含めて尊重する姿勢を持ち、
病気だけに限定されるものではなく、
人間をまるごと・・全体的に見る医学のことだそうです。
精神・身体・環境がほどよく調和し、
与えられている条件において
最良のクオリティ・オブ・ライフ(生の質)を得ている状態を
健康と考えるということだそうです!
目に見えないものは信じない多くの医師や医療関係者から
自分たちは変わり者だと冷ややかな目で見られながらも・・
『現代の医療は、技術が発達したとはいえ、
心の在り方や生き方、食の問題、自然環境などが
なおざりにされ、残念ながら人間の本質を癒すことから
遠くかけ離れてしまったようです・・。』
と疑問を投げかけ、今後の医療を語る上で
欠かせないテーマとなる『魂の医療』を主張する
3名のお医者さまのお話はとても興味深かったです。
《大ホリスティックな生き方》・・帯津 良一先生
医学博士、医療法人直心会・帯津三敬病院名誉院長、
日本ホリスティック協会名誉会長 他
※心の養生・・心のときめきは自然治癒力、生命力を高める!
※食の養生・・『これをやればいい!』とか、
『あれはよくない!』はない。
いいもの、悪いものは、人それぞれでいい!
『好きなものを食べる♪イヤなものは無理に食べない。』
・・この理念は貝原 益軒の食養生と同じで・・
『好きなものは身体で要求している、つまり命が要求している』
※気の養生・・気功・呼吸法(時空)・太極拳
『我々は虚空からの旅人・・折にふれて旅情に浸り、
人生を俯瞰し、果てはわが故郷の虚空に思いを馳せる。』
『ある意味・・生とは預かり物であり、
受け取るならばお返ししなければならない。』
《霊性に根ざした生き方》・・長堀 優先生
育成会横浜病院院長、日本外科学会・消化器外科学会指導医、
消化器がん治療認定医、日本ホリスティック協会理事 他
『日本人が大切にしてきた言葉が霊性です。
霊性(スピリチュアリティー)とは、
私なりには、超越的存在、神仏、魂、心、先祖など
目に見えない神秘的存在を意識すること・・
つまり、無限の広がりを持つ見えない世界にあるエネルギーと
つながり、自らを生かす存在に感謝することと考えます。
古来、日本人は全ての存在に『魂』や『霊性』を感じ
厳しくも慈しみ深い自然を崇拝し、
人、そして全ての生き物と共存し、
愛と調和の中で平和な社会を営んできました。
つまり日本人は、『霊性』という言葉のままに
見えない世界を大切にし、亡くなった人の魂とも
繋がりをもちながら生きてきたのです。
日本人が本来持っているはずの
『霊性』に根ざした生き方をすれば、
私たちを活かす大いなる存在に思いが至り、
生かされていることへの感謝、謙虚さが生まれてきます。
そして『魂』を見据えて死を受け入れ、覚悟を決めた生き方は、今生において何が本当に大切かを考えさせてくれます。』
『行動を選ぶときは、
”正しいこと” より ”わくわくすること” を選ぶべし!』
《心・魂の医療とは》・・萩原 優先生
医学博士、イーハートーヴクリニック院長
聖マリアンナ大学病院客員教授、日本緩和医療学会評議員
ABH(米国催眠療法協会)マスターインストラクター 他
催眠療法は怪しいものではない。
催眠状態(我を忘れた状態)でもちゃんと顕在意識は働いている。
正確に言うと、催眠状態とは、
顕在意識(※1)と潜在意識(※2)を隔てている
目に見えない膜(心の門番)が緩んで、
顕在意識と潜在意識が繋がった状態。
※1、顕在意識とは、意識全体の10%と言われていて
私たちが理知、知性、思考、考えて判断する領域
※2、潜在意識とは、意識全体の90%を占めている大きな領域で
記憶、感情、感覚、直観、芸術的なことなどを司っている領域
たとえば私たちが、素晴らしく綺麗な景色を見て
我を忘れて感動している時や、ものすごく驚く出来事を
経験した瞬間なども自己催眠の状態と考えられる。
これが『魂=真我』とのつながりがある状態ではないだろうか。
先生ご自身も何度もそうおっしゃっていたし、
きっと「何を言ってるんだ!」という人もいて
賛否両論ありそうだけど・・
すごーく気楽で、心地よく、なめらかに入ってくる
先生のお言葉に、私はとても好感が持てました。↓↓
『潜在意識的な生き方をする』とは・・
判断をしないこと、あるがままを受け入れること。
『どうぞ、あなたのしたいことをしてください。
あなたのやりたいことは、与えられた状況でその瞬間、
まさに神が、あなたにしてほしいと思っていることなのです!』
『何もかも決まっていたこと・・。
生まれた時の遺伝子と環境で、運命は決まっていた。』
『今この時に、安らかに生きているだけでいい。』
『何のために。。とか、いいことをしなきゃ。。とか、
磨かなきゃいけない。。とかじゃない・・
(↑↑魂がエゴを濁らしている)
自分はぷかぷか浮いているタオの世界にいるだけでいい。』
『何でもあり!囚われない心、偏らない心で
あるがままに、心地よく今を生きればいい』
催眠療法や前世療法には とても興味を持っていたものの
なかなかきっかけがつかめなかった私は・・
ついに・・・!!
『萩原先生のセラピーを受けたいなっ♪』っと思ったのでした♪