バイバイブラックバード/伊坂 幸太郎 著
読みました。

ネットによる電子書籍、
携帯小説が話題に上がることが多い中
そういうものへの反発ではないでしょうが
「ある時、小説がポストに届いていたら、楽しいに違いない」
という編集者からの思いから出来上がった企画で
太宰治の未完の絶筆「グッドバイ」から
想像を膨らませて創った伊坂さんの全く新しい物語です。
短編小説が書き上がるごとに、
50人限定でその人達のポストに小説が届く
という素敵な企画「郵便小説」
その5編の短編に 1編書き下ろしを加えて
できたのがこのバイバイブラックバード
内容的には、見た目も性格も全然違う女性5人と
同時に付き合っていた主人公が
二週間後に「あのバス」に乗ってどこかに連れ去られる
見張り役の、巨大な女性とともに、
それぞれの女性に別れを告げに行くというようなお話。
最後のバスにのる日
バイクのキックスターターを蹴っても反応がない
後10回蹴ってエンジンがかからなければ……?
かかった? かからなかった?
こんなバイクのキックをしたことのある人ならわかるはず
このもどかしさ…。
すべては明かされないままなのですが
楽しめました。
裏表紙のPostal Novel のアイコンも
センスよくおしゃれで美しい…。

このタイトル キース・ジャレットの
マイルスに捧げたアルバムを連想しません…?
