2015.12〜2018.4
O大医学部付属病院でのサイバーナイフ後、約2年半にわたって医学療法は無治療でした。
1ヶ月に1回の経過観察が2ヶ月毎になり、3ヶ月、4ヶ月と延びていきました。
その間、いやと言うほどの免疫療法をしました。
・高濃度ビタミンC点滴
・NK細胞活性化療法
・αβ療法
・樹状細胞療法
どれもこれも高額で、特にNK細胞活性化療法はワンクール分(6回)を先払いで現金か振込だったので振込が苦手な父はいつも現金で支払っていました。
受付で支払うのは私の役目で、毎回「車買えるよな😢」と計算機に吸い込まれていく札束を見つめながら思ったものです。
でも、私達は免疫療法に賭けました。
絶対に免疫療法で癌を治してみせる!
そう、思っていました。
結果、癌は治せなかったけど、
でも、
今、母が生きているのは、免疫治療をしたからだと思います。
ただ、お金がかかり過ぎました。
命に値段を付ける事なんてできないんだけど、命には何億もの価値があると思う。
だから、今、健康な体で当たり前のように毎日を過ごしている事が、ものすごく価値のある事なんだと、母が癌になってからつくづく思うようになりました。