オプチーボの開発によりノーベル医学・生理学賞を受賞された、本庶佑先生

おめでとうございます

本当に日本の誇りです。

実は3年前に父のロータリー関係で本庶先生の講演会を聴く機会に恵まれました。

本庶先生はとても物静かな話し方をされていたのが印象的でした。

その講演会ではPD-1の発見や、小野薬品とのオプチーボ開発秘話などの話をされていたのですが、中でもとても驚いたのは

本庶先生は元々癌治療の薬を開発しようと研究されていたのではなかったと言う事。

免疫細胞の研究をされていて、PD-1を発見されたのですが、このPD-1阻害薬(PD-1抗体)がもしかしたら癌の治療に効果があるのではないかと言う事で、さらに研究をされたところ、癌に効果がある事が証明されたとの事でした。

その講演会の最後に本庶先生がおっしゃっていたのは

日本には沢山の優秀な研究者がいるにも関わらず、海外に比べると研究費が全く足りていないのが現状です。
その為に、研究半ばで頓挫する事も往々にしてあります。
PD-1抗体の開発は癌の治療薬を開発しようとして出来たものではありません。
偶然の産物なのです。
その偶然の産物が現在沢山の人の命を救う事になりました。
皆さんどうか、最高の研究者たちにもっと研究費を出して頂き、研究をさせてやって下さい。
そうしているうちに、こうして世の中の役に立つ薬が開発されるかも知れないのです。

と言う内容の事をおっしゃっていました。

私自身、どうやって寄与すればよいのか分かりませんが、もしそう言った事に協力できる機会があれば、できる限りの協力をさせて頂きたいと思っています。