2015.7.9

R病院

CT造影検査

念の為の検査でもやはり肝臓には同じ影があった。

H先生には抗がん剤とラジオ波を勧められた。

H先生「大腸癌に使用される抗がん剤は主に2種類あって、FOLFOXかFOLFIRIです。前者の副作用は吐き気や倦怠感、下痢、手足の痺れなどで、後者は倦怠感、下痢、脱毛です。」

その話を聞いた母は

母「ハゲない方にして下さい!」

私「え〜?!ばぁばFOLFOXってしんどいねんてよ、しんどいよりハゲる方が楽なんちゃうん?ウィッグもあるんやし、ハゲる方にしておこう。」

母「ハゲるのは嫌よ、、、」

72歳になっても女です。
考えたら私も母の立場になったら、吐き気を我慢する方を選ぶのかも。

まだ抗がん剤をすると決まったわけでもないのに、H先生の前でそんな話をした。

H先生「うちでも仕事しながら抗がん剤打ってる人もいますよ。」

それを聞いて、なんとかなるのかな、なんて漠然と考えてた。

H先生はどこからか丸いケースのような物を取ってきて、これがポートです。と見せてくれた。

H先生「ポートを鎖骨のところに埋め込んで、ここから点滴するんです。点滴は48時間。最初は大阪医療でやってもらって、2回目以降はうちでやるのがいいと思います。」

次にラジオ波について説明してもらった。

H先生「ラジオ波は体に電熱線の針を刺して、癌細胞を焼ききるんです。ただ、焼いた痕がいつまでも検査の映像に残るので、それを気にする人もいますけどね。ほら、火傷した痕はケロイドになって残るでしょう。」と。

基本的に抗がん剤は受けたくないと言うのが3人の希望だったけど、こればっかりは命がかかっている事で、とにかく国立大阪医療センターのS先生の予約を取ってもらい、これからの事はS先生に委ねる事にした。