大好きな双フロート水上機を製作しています。

ひとつはスーパーマリンS6Bで、シュナイダートロフィーに出場した水上機レーサーです。

もうひとつはライアンPT-20複座練習機の水上機型となります。

【スーパーマリンS6B】

とりあえずシートをちゃっちゃと塗り分けて、

胴体に取り付け、めでたく「士」の字になりました。

キャノピーは段差ができるので、前方に0.3mmのプラ板を貼って高さを合わせ、パテを盛って修正します。

古いキットゆえ、擦り合わせるには限界があり、あちこちに隙間ができますので、ひとつひとつ消していきます。

フロートと機体を仮組みしてフィッティングを調整しようとしたら、フロートの支柱が折れちゃいました(TOT)。

古い外国製キットは、一様にしてプラが柔らかくて塗料やパテなどの溶剤を含むものに弱く、完全に固まらないうちは強度が出ないことを忘れてましたぁ～

まぁ、これもあるあるなので、フロート支柱は金属製に作り換えます。

外径2mmの真鍮パイプに外径1mmの真鍮線を通した状態で万力でつぶし、断面を楕円形に加工します。

実機のフロート支柱は空気抵抗を考慮して翼型に近い形をしていますが、そんな加工は私には無理なので、それらしい形にしてごまかします。

再生したキットパーツにサイズを合わせて、こんな感じになりました。

機体との調整のために、フロートに支柱を立てると、

さらに機体を載せると、こんな感じに。

若干の微調整は必要ですが、まずまずの出来だと思います。

今度は折れることは無いし、かなり強度アップになりましたしね。

機体は若干右に傾いていますが、これくらいなら微調整で済みそうですね。

上から見ると機体がセンターラインより右に寄っていますが、機体の水平を出せば直るのではないかと思います。

機体の主要パーツが揃ったところで、次は張り線ですね。

違ーう！

こっちや。

張り線が上手くいけば後は塗装だけですから、完成は意外に早いかもね。

張り線に関しては、昔は伸ばしランナーやテグス、ミシン糸などを使いましたが、私はピアノ線を使います。

強度的なこともありますが、

①直線が出やすいこと

②サイズが豊富に揃っていること

③黒色なので塗装が不要なこと

仮に剥げても染めることができる

と、長所がたくさんありますが、なにしろ実機が使っているのもワイヤーですから、唯一実機と同じ材質のパーツを使うということです。

まぁ気分ですけどね( ^o^)

ということで、0.3mmのピアノ線を発注したところなので、スーパーマリンS6Bの製作はいったん中断、ライアンPT-20のほうも張り線の再現とコクピット内の流用パーツを物色中なので作業が止まっております。

作業的に言うと、キットがトホホホホホホホホホホホホホホホホホホホホホなわりには順調に進んでいますが、こうなるとライバル機のマッキMC72

が欲しくなるところで、こちらも注文してしまいましたとさ( ^o^)。

メーカーが、先日製作したTALBO LAGO と同じなのがちょっと心配ですけどね。

マッキMC72は、イタリア機らしい赤いカラーリングと二重反転プロペラがカッコよく、当時のレシプロエンジン機の最高速度記録を持っている機体ですから、これは揃えないといかんでしょう。

あの豚の愛機は実機のデザインをイジっているだけですけど、こちらはオリジナルデザインですから。

既存のデザインをイジるだけなら誰でもできますし、そういうのはプロのクリエーターのすることではないので、あの機体には興味はありませんねぇ。

カワサキポリス1000のメッキ剥がしと塗装が終わったので、こちらの製作に移ることになります。

ということで、今回はここまで。

(^^)/~~~

水上機の製作③