今回もカワサキポリス1000の製作記事はお休みして、水上機の製作を継続します。

「お休み」と言ってもメッキ剥がしと再塗装は継続していますけどね。

あまり記事として書くことも無いので。

製作しているのは、TESTOR1/48のスーパーマリンS6BとライアンPT-20（水上機型）であります。

【スーパーマリンS6B】

1/48の航空機模型ではコクピット内の再現は当たり前なんですが、なにぶん古いキットゆえ、シートに座ったビリケンさんしか再現されていません。

実機はこんな感じでして、

かなりシンプルな構造になっていますが、せめて計器盤とシート（できればパイロットも）は再現したいところです。

実機画像を詳細に見てみると、キャノピーは前方に折りたたむポップアップ式で（黄色矢印）、シートベルトを備えているのがわかります（赤矢印）。

キットの構造とは異なるので、再現するとしたら大改造になりますが、もともとのモールドがトホホなので、プチディテールアップにとどめたいと思います。

ビリケンさんの変わりに用意したのはモノグラム1/48のP39エアラコブラに付いていたものですが、ここまで削らないとコクピット内に収まりません。

もう人間じゃない～！

しかたがないのでパイロットは諦めて、シートだけを追加することにしました。

シートベルトがモールドされているし、モノグラムのほうはCMKのレジン製コクピットがあるので問題無し。

ということで、モノグラム1/48のP39エアラコブラから、シートと床板および操縦桿をパクりました。

削りに削って、この状態ならこの狭いコクピットに収まります。

操縦桿は後ハメでないと入りませんけどね。

まぁ、ここまでやれば十分だと思います。

水平が出ていなかった後ろ側のフロート支柱は、接着部分を削って左右が均等になるように接着しています。

かなり雰囲気が良くなりましたので、胴体と主翼を取り付ける際に微調整したいと思います。

ここからは通常の航空機模型の製作手順となります。

【ライアンPT-20（水上機型）】

一方ライアンPT-20の方は水面を型取った展示ベースが付属しているので、これを治具代わりにしてフロートから組み立てていきます。

まずは前回、フロート先端に入れるべきオモリを測っていたので、板鉛を使って各々4gほど入れています。

付属の水面ベースに固定して、

主翼を載せると、

ほぼピッタリ！

上反角の調整も楽ちんですね。

こういうアイデアって日本製のキットではほとんど見ることが無く、たまにガレージキットメーカーが高価なレジンキットを販売したりしますが、生産量が少ないのですぐ売り切れちゃうんですよねぇ。

大量生産のインジェクションキットで、しかもオマケ的に付属していますから、外国のメーカーは凄いと思います。

遊び心があると言うか、作品が生きてくると思うんですよ。

話は変わって、こちらのキットもコクピットがトホホでして、シートと一体になったパイロットフィギュアが二体付いているだけで、計器盤も床板も操縦桿もありません。

しかも、一体は他のキットを製作する時にパクりましたし。

なので、床板から全て「でっち上げリング」するしかないでしょうねぇ。

他キットから流用するにしても、このスケールで、このサイズの２座のコクピットを持つキットなんて、そうそう見つかるものではありませんから。

ということで、今回はここまで。

(^^)/~~~

水上機の製作②