ハセガワ1/48のF4U-5Nコルセアを制作しています。


機首のアンチグレア部分のデカールが乾いたので、マスキングを施し、機体色のグロスシーブルーをふきました。



しばらく乾燥させてから、いよいよデカールを貼っていきます。
前回もかきましたが、F4U-5Nのデカールはなかなか手に入らないので、とりあえずキットのデカールでチャレンジします。
国籍マークのような大きめのデカールは劣化すると貼りづらいので、リキッドデカールフィルムを重ね吹きして補強しておきました。
ただ、小さなコーションマークなどは透明部分をカットするのが難しいので、今回使用は断念しました。




とりあえず、目標としていた主要デカールは、リキッドデカールフィルムの効果により全部貼れましたが、やはり一部ヒビ割れによりタッチアップが必要になります。
前回も書きましたが、このキットは2000年製です。
普通、製造から20年程度でしたら、こんなに神経をつかわなくても貼れるはずなんですが、今回のデカールはかなり状態が悪いということになりますねぇ。
町の模型店なら製造から20年程度の店頭在庫はたくさん存在するはずで、ということは購入してすぐ制作しても、こういうことが起こり得るということになります。
ちょっとそれはねぇ。
いくら「薄くて段差ができにくい」と言っても、ちゃんと貼れなければ意味が無いわけですから、メーカーには改善を求めたいと思います。
私は航空機モデラーですから、ハセガワのキットは過去に何度も制作していますが、今回のようにデカールで苦労させられたのは初めてですねぇ。
このキットだけの品質不良なら良いんですが、ハセガワのキットを制作する度に、リキッドデカールフィルムによる補強や、アフターマーケットのデカール使用を頭に入れる必要があるとしたら、もともとのデカールの品質に問題があると言わざるを得ません。
現にタミヤなどのデカールではこんなことは無く、もっと製造から時間が経っているキットでも、普通に貼れるものはたくさんありますからね。
キットのパーツ自体は良く出来ているのに、制作の最後の最後で失敗するようなことがあると、プラモデル制作に慣れていない人だと、まともに制作できない「難キット」というイメージがついてしまい、メーカーの売り上げにも影響すると思いますが・・・
まぁ、なんとか、本当になんとかという感じで貼ることができましたので、しばらく乾燥させてからクリアーを吹いてデカールを保護します。

クリアーが乾くまでの間に、組み立て用のスタンド(保持具)を制作しておきます。


機体に取り付けるパーツは、上面はキャノピーとアンテナだけですが、下面は脚柱と脚カバーにパイロンと兵装など、圧倒的 に多いので、逆さまでもマウントできるようにしました。


機体に各々のパーツを取り付けていきます。
まずは特徴のあるフラップから。


「逆ガル」という特殊な主翼の形状により三分割されたフラップは、若干の調整でいい感じに決まります。
細かいコーションマークのデカールは、ガンダムデカールから似たデザインのものを流用しています。


主翼下面には脚カバーとパイロンを取り付けて、 艶を均一化するために、二回目のクリアーコートを施しておきました。


コルセアは戦闘機として開発されましたが、機体の頑丈さなどにより、戦闘爆撃機(攻撃機)として運用されることが多いので、機体下面は賑やかになりますねぇ。

クリアーが乾くまで一晩放置し、明日は最終的な組み立てに入れそうです( ^o^)

ということで、今回はここまで。