それはある日の午後・・・・・
「兄ちゃん・・・・・俺気付いたよ」
「なんだ突然?」
「今の俺達に足りないものさ。」
「ほう・・・・・」
パタンと、電源を切ってからDSを閉じてニヤリと笑いながら俺の言葉に耳を傾ける兄ちゃん。正直珍しいことではないが、実はメダロットDSのセーブをしないまま閉じてしまったがために俺は後で怒鳴られる羽目になる。が、まあそれはどうでもいい。
「それでなんだ?言うてみい。」
「ああ。今の俺達に足りないもの・・・・分かり切ってはいたがあからさま過ぎて気にかけていなかったんだ。しかし改めて思ったよ。それは・・・・・」
「それは?」
「決めポーズだっ!!」
そう、今の俺には決めポーズが欠けている!!
「ふっ、何を言いだすかと思えば・・・・・くだらねえ。」
「何!?」
「いきなり何バカを言ってるんだお前は?決めポーズが足りない?はっ、だからお前はまだまだ子供なんだよ。」
「クッ・・・・・」
バカな、この男なら理解すると思っていたのに・・・・!?
「いいか?俺達に足りないのは決めポーズなんかじゃねえ。」
「じゃ、じゃあ何なんだよ?」
「分からないのか?相変わらず無知だな。仕方ない、教えてやろう・・・・それはな。」
「それは?」
「決め台詞だっ!!」
「決め・・・・台詞だと?」
「ふっ、所詮ポーズなど外面だ。いくら取り繕ったところで中身が無くては意味はない。まあ無いよりはマシだけどな。
けどな、何より大事なのは中身だ。格好ばかりに囚われるな、中身を伴ってこそ真の強者よ。」
「そ、そうだったのか・・・・!!」
やはり・・・・この男は違う!!
「俺が・・・・俺が間違ってたよ兄ちゃん!!」
「そうか。っていっても俺も決め台詞なんてないんだがな、ハハッ」
「ハハハハハハハハ」
「「ハハハハハハハハはハッッッ!!!」」
「・・・・ところでなんでこんな話になったんだろうな?」
「アレだな。きっと某物語の変身ポーズを見たせいだ。」
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てなわけでまたまた俺と兄ちゃんの日常の一コマ載せたわけですが・・・・・
相変わらずネタがないんだ・・・・