おめでとうと祝われなくなったのは
朝、目が覚める。
19歳を迎えて364回目の朝、つまり誕生日の前日だ。
いつもと変わらない朝日に、いつもと変わらない風景、いつもと違うのは寝坊してしまったことくらいだ。
寝坊したといっても遅刻するレベルではないので、準備して仕事へ向かう。
いつもの道を通り会社へつく。
今日もいつもと変わらず、これからも何もないのかと思うと心の奥からため息がでる。
普通に午前が終わり、午後も終わり、家に帰る。
ご飯を食べて、仮眠をとって、風呂に入り、日付が変わり20歳になる。
何も変わらない。
何も変えられなかった。
いつからだろうか、
誕生日に何の意味もないと考え出したのは
