年初だというのに、マーケットがおかしい。
東証株式は、年末の大納会の盛況がウソだったかのような下がりっぷりだ。
少し戻したかな?と思ったら、16日も大幅下落となった。
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http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015011601001235.html
マーケットに変調が表れたのは今に始まったことではないが、
手のおえないのは、相場を動かしているのは海外マネーだからだ。
EUがまたグラつき、「イスラム国」なる過激集団が見境なくテロを繰り返すものだから、市場関係者は気が気でないだろう。
何度も言ったが、アベノミクスは株価の動向次第だ。
景気に黄色信号が点ったから「赤」にならないよう経済対策が決まったが、経済は1分1秒を争う修羅場だから、対策といっても効果のほどは期待しない方がいい。
安倍首相は16日午後中東に向けてまた飛び立ったが、この人が外遊に出ようとすると、なぜかマーケットが混乱するようだ。
今や〝皇帝〟のような実力者ぶりだから、本人が外国に行けば政権与党の皆々も官僚も「鬼のいぬま」で少しは気が休まるようだが、
一般国民にとっては大迷惑な話だ。
栄華はそう長く続くものではない。
景気が落ち込むのはごめんだが、アベノミクスの3本の矢なるものが新しい「弾」がなくなったらお手上げだ。
あまり甘い夢を追いかけない方がいい。バブル崩壊の悪夢を忘れるべきではない。