タイ・ハネムーン珍道記
~バンコク近郊編(2日目)~
その4・ワット・サマーン・ラッタナーラーム チャチュンサオ県




バンコク市街から車を約1時間30分ほどチャチュンサオ県に向かって走らせると、ワット・サマーン・ラッタナーラームが見えてくる。


毎日大勢のタイ人や観光客が参拝に訪れ賑わいを見せるこの寺院には当然、人を引き付ける理由がある。


それが幅16m、高さ22mもあるピンク色のガネーシャ像である。



なんとこのピンク色のガネーシャ、願いを迅速に叶えてくれるというのだ。

どのくらい迅速なのかというと、通常の3倍の速度だというから驚きだ。


さて、そんなピンク色のガネーシャに願いを叶えてもらう為には、しっかりと正規の参拝方法を知っておかねばならない。


まずは巨大なガネーシャ像が寝そべる台座の周辺に注目してみよう。



すると何体かネズミの像があることに気が付く筈だ。

このネズミこそがピンク色のガネーシャに我々の願いを伝達する役割を担っているのである。


ネズミの耳に願い事をささやくと、ガネーシャに取り次いでくれるのだが、その際に注意しなければならないことがひとつある。



願いをささやく際には必ずささやく方とは反対の耳を手で塞ぎながら願いを伝えねばならない。

普通にささやいてしまうと、反対側の耳から願いが抜け出てしまうからである。


これさえ忘れなければきっと願いを3倍速で叶えてくれることだろう。




ワット・サマーン・ラッタナーラームの広い境内には他にも大きな観音像や日本で馴染みのある有名キャラクターの像がかなりの数至る所に並んでいる。


脇を流れる川には古代インドの世界観において、世界の中央にそびえる山である須弥山(しゅみせん)をモチーフにした巨大な花の形をした筏(いかだ)が浮かんでいる。


また、入口前には周辺の名産品や農産物を売る露店も並んでおり、時間潰しにも丁度いいだろう。