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パニックの対処
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についてです。

発達障害の子どもの中には、パニックを起こして怒りを
爆発させたり、泣き叫んだり、ものを投げたりするなどで
手をつけられなくなることがあります。

まさに【修羅場】
発達障害の子どもを育てていたり
関わっていれば、みなさんも経験があると思います。

私も、娘が幼少期の頃は
ずいぶん悩まされました。

今現在、学校支援員の立場で、子どもの【パニック】と
向き合うことが多いので、その対処法をお伝えします。

1.自分が落ち着く

【パニック】は必ずおさまります。
大きく息を吐く、などして落ち着きましょう。

2.安全確保

投げたら危ないもの、は遠ざけ
自分、子ども、周りの安全を確保します。

3.オウムがえし

パニック中に、なにか言葉を発したら
その言葉を「そうだったんだね。」と
共感しながら、繰り返します。

4.撫でる

体を触られることが嫌ではない子どもなら
「よしよし、大丈夫」という気持ちで撫でる。
触られることを嫌がる子どもの場合は
触らずに、共感を繰り返します。

3と4は、毛並みを整えるように
逆なでしないコミュニケーションをとり続けます。

5.場面を変える

パニックのエネルギーが弱まったタイミングで
一気に場面を変えるコミュニケーションをとります。

その子の興味があることの提案が
よいのですが。

【パニックする】→【いいことがある】
という癖がつくことは避けたいので。
ご褒美になるような、お菓子を大量に与える
などは、できれば避けたいです。

「よし!お風呂にはいろう!」
「お買いもの行こう!」
「トイレ行く?」
「一緒にご飯つくろう!」

学校の中では。
「お手紙を配る」
「掲示物をはがす」
「校庭散歩」
など、先生のお手伝いになるようなことや
場所の移動で、体を動かすことが
うまくいきやすいです。