着替えを済ませ診察へ

眩暈、ふらつきなし👍

「いやぁ~、さすがに術後は果てました。」

先生が笑顔交じりで話される。

このクリニックはまだ3年位しかならないが、新記録の手術だったようだ。

改めて説明がある。

開けてみたら、びっくりする程の真珠腫が・・・とってもとってもという状態だったようです。
骨の破壊も進んでおり、大脳と間脳に癒着があったそうです。癒着部も髄液漏を起こすことなく剥がせたそうです。
耳骨、耳小骨、三半規管など手術の際目印となるそうだが、私の場合はそれらがあてに出来なかったようで、手探り状態での手術だったようです。
「大変な状態でしたが、全摘は出来たと思います。」

説明受けていた、数あるリスク・・・

唯一出た後遺症・・・

右側の舌の味覚障害

朝ご飯美味しかったけど、右側で食べたら味がしなかった・・・

味覚の神経は完全に真珠腫に巻き込まれていて、途中までは追えたのですが・・・

「ありがとうございました。」

右側の舌の味覚は無くなっちゃいましたが、眩暈もふらつきも顔面神経麻痺も出なかった結果を下さった先生に素直にそう言えました。

あ、そうそう

もう決まったことがひとつありました。

「1年後にもう1回開けます。」

そうです。再手術です。
先生も手術中だいぶ悩んだそうですが、クローズ法というやり方にいたったそうです。このやり方だと段階的手術となってしまうんです。
「私も本当は何度も開けたくは無いんですが、あなたの年齢と、脳の露出によるリスクを考えてチャレンジしました。」
先生とは長いお付き合いになりそうです。

その後、転院する事に、
ここから長い入院生活の始まりです。
ほんの一瞬だった。

声がかかる・・・
眩しい・・・
病室へ移される・・・
先生が何か喋りかけてくれてる・・・
嫁もいろいろ話かけてくれる・・・

終わったのだ。

手術後、意識がハッキリしてくるにつれ、困った事がでてきた。
口の中が血なども混ざって気持ちが悪いのと、おしっこの管が入っている違和感だ。
立てる様になる明日の朝までは我慢しなければならないようだ・・・

6時位 
手術室を出る。

8時
嫁が帰宅する。

10時
状態確認の為、ベッドを起こす。
暫くキープして体調変化を確認
大丈夫のようでした。

12時
背もたれ無しで起きてみる。
お腹の動きを確認後、飲物がOKとなる

なかなか寝れず、1時間毎に目が覚める。

長い夜が開け・・・

7時
最終チェック
立ってみる。
眩暈もふらつきもない。やった!!
点滴とおしっこの管が外れました。

8時
朝食
実に1日半振りの食事だ。
美味しかった。食べる幸せを実感。

朝食中、嫁がやってきました。
椅子に座ってご飯食べてる姿見て泣いてました。
心配かけてごめんね
ありがとう


とうとうきてしまった9月10日

さぁ、手術だ!!
という気分にはなれないものの、8時位に布団をでる・・・
食事は昨夜24時まで、飲み物は朝6時までであったため、何もすることもなく、
9時過ぎに自宅を出発し、妻の用事を済ませ病院へ

予定通り10時頃でした。

すぐに病室に案内され、「ゆっくりされてて下さい 。また案内に来ますから」と言われるものの、落ち着かずそそくさと手術着と手術用パンツに着替える。

それから、
点滴(とりあえず水分補給メイン)
麻酔科の先生の診察と説明
手術する右耳周りの髪のカット(バリカン)
そしていよいよ、

と、その前に、看護士さんからお願いされた事がありました。
「手術前はトイレに行かないで」
全身麻酔なんで、おしっこの管をいれるんだそうな。からっぽだと管が入ったが分かりにくいので時間が掛かる事があるのだそうだ。

12時位だったかな

看護士さんから声がかかる。

病室から歩いて手術室へ

麻酔科先生が奥に控えている。

看護士さん2人が明るい声で誘導してくれる。

手術台って結構せまい。

心電図と脳波の機械がつながれる。

看護士さんから「落ちるといけないので、腕固定します。」
と、その直後に、「緊張されてますか?」の声・・・
何と返したかは覚えてませんが、手が震えていたんだろう・・・

「もう少ししたらボーッとしてきます」麻酔科の先生と会話しながら眠りに落ちていく・・・