コンクールのステージ上で振り付けを変えたワケ | ガステ美智子の愛がミチル話

今回のコンクールで、一番心配だったのは長男(14歳)だった。

長男は、直近で出場したコンクールで、大失敗をしている。

ステージを前にしたら、思い出してしまうのではないだろうか。

引きずらないか。乗り越えられるか。

 

長男が舞台に登場し、踊り始める。

良い始まりのように見えた。。。が、あれ?間違えた?振り付けが、違う。

まだ、最初の方だ。

間違えてしまったのだろうか?

それなら、頭の中がパニックになっていないだろうか?

間違えたことを気にして、集中できなくなるのでは?

大丈夫?!落ち着いて!落ち着いて!!

心配で息もまともに出来なくなる。

私は、曲のリズムに合わせて肩を上下し続け、無事に踊り終えることを願い続けた。

 

パニックになっていたのは、私の方だった。

長男が踊り終わってから、色々なことがわかった。

長男の振り付けが違ったところは、回転するところだった。

振り付けの中には、回転が何度も出てくるのだが、最初の一回を回らなかった。

回らずに、ポーズを決めて停止したのだ。

 

舞台に上がって緊張に襲われてダメになりそうだと感じた長男は、最初の回転部分をポーズで停止して、

ふーーーっ

と一息。自分を落ち着かせたのだ。

それからまた続きを踊りだし、完璧に踊り終えた。

 

乗り越えたね。

舞台の上で自分で調節して、乗り越えた。

もう失敗したくない。また、良い結果を残したい。

長男の、バレエで活躍していきたいという強い気持ちには、しっかり芯が通っている。

 

客席で見ていた次女(10歳)は、長男が振りを変えたことに気が付いていた。

ずっと一緒に練習してきたので、長男の振りも完璧に覚えているのだ。

私は、次女に尋ねた。

「長男くんが振りを間違えていて、心配になった?」

次女は言う。

「ううん、心配じゃなかったよ。大丈夫でしょって思ってたわ。」

いつも一緒に練習している妹からの、強い信頼。

 

踊り終えて、楽しかったと笑っている長男。

子ども達の力は、すごい。

自分の力でしっかり乗り越えた長男は、また一つ大きく成長して、次に進み続ける。

 

長女からのお土産だったポカリスエット、長男はコンクール会場へ持って行っていたよ。コンクールが終わった時には、空っぽになっていた。良いパワーを、もらったね!

 

写真は次女(10歳)

 

 

 

フランス南西部の小さな街で、フランス人の夫と、

7人の子ども達

と一緒に暮らしています。

 

長女は16歳チュー

長男は14歳ニコ

次女は10歳照れ

三女と四女は9お願いウインク

次男はもぐもぐ

五女は2歳ニコです。

 

いつもありがとうございます。

フランスでの子育て話、毎日更新中!

 

 

フランスブログもやっています!遊びに来てね。

 

 

 

ブログランキングに参加しています。クリックして頂けると、とても励みになります。

 

にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村