わが子が教えていない言葉を言った訳

朝から次女(9歳)が、声をかけてくれる。

「ママ、クッキーを買って。日本へ行く飛行機へクッキーを持って行けば、五女ちゃん(2歳)が泣いた時にあげられるから。」

長時間の飛行機。

幼い五女を連れての長距離移動をどうしようか、考えてくれていた。

すると少し後で、今度は長女(15歳)が私に、声をかけてくれる。

「ママ、クッキー買える？飛行機の中で五女ちゃんが泣いた時にあげられる。あの子は、それが一番泣き止むと思うの。」

次女と同じ考え！

二人とも、考えてくれたんだなぁ。

出発までに、食べながらあまり周りを汚さないようなクッキーを、買いに行こう。

今日は、みんながそれぞれ持って行きたい服を集めては持ってきて、私は確認し、支持を出していた。

五女は私のもとへやってきて、抱きつく。

私は五女を向かい合わせに抱きながら、荷物の確認をしていた。

すると五女が、私の右肩後ろから、部屋の角を見て言った。

「じぃじ！じぃじ～。じぃじ！」

五女の口からこの言葉を聞いたのは、初めて。

直接会うことはなかったから、教えたこともなかった。

去年８月に亡くなった、私の父、みんなのじぃじ。

一周忌、日本へ帰るよ。

子ども達全員連れて、無事帰れるかな。

最近毎晩不安でいた私に、側にいるからねって、知らせてくれたかな。

「五女ちゃん、じぃじ？そうね、日本へ行こうね。」

五女を抱きしめながら、父が見守ってくれているなら大丈夫かと落ち着いた。

引き続き、無事帰国できるように、丁寧に準備を進めよう。

子ども達の可愛いところを、日本の家族に見せられるのが、楽しみだな。

写真は、おままごとをしている四女(8歳)と五女(2歳)

フランス南西部の小さな街で、フランス人の夫と、

７人の子ども達

と一緒に暮らしています。

長女は１５歳

長男は１３歳

次女は９歳

三女と四女は８歳

次男は５歳

五女は２歳です。

いつもありがとうございます。

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