フランス南西部の小さな街で、フランス人の夫と、
と一緒に暮らしています。
長女は14歳
長男は12歳
次女は8歳
三女と四女は7歳
五女は1歳です。
いつもありがとうございます。
今朝は四女が、
「ほら、ママ見て~!こんなの作ったよー♪」
と見せてくれた、小さい子用のレゴ、レゴデュプロで作った作品。
私は、きれいなタワーだなぁと思って見ていたのだけれど、四女が、
「ほら、ママ♪ママがこうやって使ってもいいよ♪」
と見せてくれた姿を見てみると・・・
杖だった!!!
そっちかぁ~と朝から笑ったよ♪
それからはキッチンにて、小さな陶器のお椀を眺めていた。
それは私が、今朝使ったお椀だった。
そのお椀をどのようにして手に入れたかと思いを巡らせ、懐かしいなぁと感謝の気持ちに浸っていた。
そんな中次男はグズグズで、今朝はその陶器のお椀にオリーブオイルを入れて、ちょんちょんしたいと言う。
フォカッチャにオリーブオイルをちょんちょんと浸けて食べるのが好きな次男。
どうしてもこの小さなお椀を使いたいとグズグズ言っている。
だけどもう私が使ったばかりで汚れており、それが気に入らないらしい。
私は、
「じゃあ、きれいにしようね。」
と、その場で洗って拭いて、次男に渡した。
「ほら、もう大丈夫。使えるよ?きれいになったよ。」
次男はだんだんグズグズは収まってきたけれど、まだ少しグズグズは残ってる。
「なんで?なんでお水でジャーしたの?」
と半泣き状態で言い、私は、
「お水でね、こうしてゴシゴシってきれいにしたのよ♪」
と答えた。
次男はお椀を持ったままグズグズ。
すると、お椀が床に落ちてしまった。
キッチンの床は、つるつるカチコチのタイル。
お椀は勢いよく割れて、飛び散ってしまった。
あー、、、無くなってしまったなぁ。。。
そうガッカリしたけれど、先ほどたくさんこのお椀の思い出を振り替えって、しっかりお別れ出来ていたな。
ありがとう。
心の中でそう唱えながら、破片を片付けた。
次男のグズグズは続いていて、だけどさっきまでのグズグズとは少し違う。
ポロンと大粒の涙が、右のおめめから流れていた。
私は
「次男くんは、この小さなお椀で食べたかったね。次男くん、この小さなお椀が大好きだったのね。」
と言いながら次男を抱きしめ、ずーっと繰り返し撫で続けた。
次男にとってもお気に入りだった小さなお椀。
これで食べたかったのに、目の前でおててから離れて壊れちゃったお椀。
悲しかったよねぇ。
しばらく撫でて、
「こっちのお椀で一緒に食べよ?」
と、少し大きめのお椀で二人一緒に食べることにした。
二人でちょんちょんして食べた。
「ママ、このパン食べていいよ?」
と笑顔でパンを選んでくれた。
朝から色んなことがあるなぁ。
だけど全部、幸せに繋がっているね。
フランス南西部子ども7人の私の小さな愛おしい日々
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