7人子どものお利口さんとビショビショさん | ガステ美智子の愛がミチル話

フランス南西部の小さな街で、フランス人の夫と、

7人の子ども達

と一緒に暮らしています。

 

長女は14歳チュー

長男は12歳ニコ

次女は8歳照れ

三女と四女は7歳お願いウインク

次男は3歳もぐもぐ

五女は1歳ニコです。

 

いつもありがとうございます。

 

お誕生日の朝に咲いてくれたよ。白はやっぱり、スタートの色だね。

 

 

今朝、子ども達を起こしに行こうとすると、次女が階段を下りてきた。

 

すると二階から、

 

「ママー!!ママー!!」

 

と次男の声。

 

私が慌てて駆けつけると、長男が先に着いていて、次男を抱っこしてくれていた。

 

きっと次男は、次女のベッドで一緒に寝ていて、次女の気配がなくなったから目が覚めたんだろうな。

 

次男のがするとすぐに駆けつける長男も、いつも優しいね。

 

次男をもらって抱っこして、私は、

 

「三女ちゃん、四女ちゃんも起きてね、学校よ。」

 

と声をかけると、二人はもごもご動き出した。

 

学校へ行くまでやることの多い朝だけど、何度も何度も時計を見に行って時間に気を付けているのは次女。

 

分刻みに時間の確認をして、いつも私が

 

「そろそろコートと靴ね。」

 

と声をかける時間の1分前に、コートを羽織る。

 

次女がコートを羽織って靴を履き始めたところで私は三女と四女にも声をかけた。

 

すると次男が、

 

「次男くんも、学校!先生が待ってるの!」

 

と、自分から言った。

 

私と長女はビックリして、

 

「わぁ!次男くん、すごいねぇ!そうだね、先生が待ってるね。」

 

と答えた。

 

いつもは行くのを嫌がって複雑なのに、、、感動で胸がいっぱいになったよ。

 

「わぁ~、すごい、本当にすごい!」

 

「先生が待ってるって、あぁ~可愛い♪」

 

と長女と共に感動を味わい続けながら動いた。

 

次男に靴を履かせるために玄関へ向かうと、三女と四女が、

 

キュッキュッキュッキュッ

 

と足を滑らせて遊んでいる。

 

玄関と廊下はタイルで出来ているため、濡れているとキュッキュッと音がして滑るのだ。

 

え?!でもどうして濡れているの?!

 

とりあえず濡れているんだから拭かないと。

 

私は、

 

「そこ、濡れているから、タオルを取ってきて拭いてね」

 

と指示した後、また次男の靴に取り掛かろうとした。

 

日本のように靴を脱ぐ文化のないフランス。

 

玄関に段差などはないので、次男は階段の一番下の段に座って靴を履く。

 

座らせようとすると。。。

 

水たまりが出来ているほどにビショビショ!!

 

これはもうただ事じゃない!何かあるぞ!

 

私はびっくりして、

 

「なぁに?!この水?!」

 

と言った。

 

「五女ちゃん?!五女ちゃんは濡れてる?」

 

と尋ねてみた。オムツがズレたか何かで漏れたのかな?

 

長女が慌てて五女の全身をタッチして、

 

「五女ちゃんは濡れてない」

 

と答える。

 

私が、

 

「みんな!どこからお水が出たのか探して!どこが濡れてる?」

 

と言うと、みんなキョロキョロ。。。

 

そして四女が、

 

「あー!!私の水筒がちゃんと閉まっていなかった♪」

 

って、鞄の中がビショビショだ。

 

私が、

 

「中の本やノートは大丈夫なの?チェックして!」

 

と言うと、次女と四女が一冊だけ本を取り出して、ゆーっくりじーっくり眺めている。

 

私は

 

「長女ちゃん、お願い!確認して!」

 

と頼むと長女がやってきて、すいすい全て確認。

 

「表面が少し濡れたくらいで大丈夫だよ」

 

と教えてくれて、ちょっと安心。

 

だけど鞄はびしょびしょで使えないので、他の大きめの鞄に入れていこうね。

 

私は、

 

「ちゃんと先生に説明できるね?」

 

と確認すると、四女は、

 

「うん!」

 

と張り切っていた。

 

フランスの全ての学校なのかどうかわからないけれど、我が家の子ども達が通う学校では、もともとは、学校にコップを置いておいて、自由にお水を飲むというシステムだった。

 

だけどコロナ対策により、コップでなく空っぽの水筒を持っていって自分で飲むというシステムに変わったのだ。

 

今回は、学校で入れたお水が残っていたんだね。

 

外に出て、おててを繋いでちゃんと歩く次男を見ながら、次女が、

 

「次男くん、今日はとってもお利口さんね。」

 

と感心し、嬉しそうだった。

 

だけど我が家の車が止まっている駐車場まであと3台分のところで急に次男が立ち止まり、

 

「チョコレート。チョコレートは??」

 

と言って動かない。

 

私は、

 

「チョコレート、今は持ってないの。じゃあ、学校が終わって帰ってきたら、チョコレート食べよう。パパがお仕事から帰ってきたらチョコレート買ってきてねと頼んでみるからね。」

 

と言ったけれど、次男は

 

「チョコレート、チョコレート、」

 

と言って動かない。

 

次男は、チョコレートが欲しくて動かないというわけではない。

 

ただ、行きたくないって気持ちの時には、いつも何かを言って立ち止まる。

 

あと一歩の勇気が欲しいんだよね。

 

三女が、

 

「じゃあ、抱っこして連れていくの?」

 

と尋ねるので、私は、

 

「もうちょっと待ってね。」

 

と答えた。

 

次女も四女も隣で何か出来ないかとソワソワしている。

 

私はもう一度、一つ一つはっきりと、

 

「チョコレート は がっこう の あとで ね。 がっこう の あと で チョコレート たべよう」

 

と言うと、次男は繋ぐためのを出してくれた。

 

私はその手をしっかり握って、

 

「次男くん、すごいね。かしこいね。すごい、すごい!」

 

と言いながら、車まで歩いた。

 

すると次女が、

 

「ママ、頑張ったね。」

 

と褒めてくれた。

 

見ててくれるんだなぁ。

 

学校へ向かって運転中に、とっても素敵な車が目についた。

 

ビートルっていう丸いフォームのオシャレな車に似ているんだけど、色がね、ボディがベージュで、屋根だけが赤いの。

 

屋根は、開けられるようになっているタイプらしく、屋根だけ素材も違う。

 

一瞬すれ違っただけで、車種はビートルなのか、別の車なのかはわからない。

 

ベージュと赤。

 

とってもオシャレで、私にはこの車だけがピカーッと輝いて見えたよ。

 

今の私は子ども達みんなが乗れるように大きな車に乗っているけれど、みんなが大人になったら、あんなおしゃれな車に乗ってみたいな。

 

そんな楽しみが一つ増えながら、学校に到着

 

ちょうど四女の担任の先生が校門で立っておられたので、四女は真っ先に先生のもとへ行き、張り切って説明しているのが見えたよ。

 

朝なんて短い時間なのに、今日も色んなことがあったね。

 

今日も一日無事に過ごせますように。

 

写真は、バナナを食べている五女。アボカドの時よりは落ち着いているね。

 

 

フランス南西部子ども7人の私の小さな愛おしい日々

 

 

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