フランス南西部の小さな街で、フランス人の夫と、
と一緒に暮らしています。
長女は14歳
長男は12歳
次女は8歳
三女と四女は7歳
五女は生後10か月です。
いつもありがとうございます。
今朝はちょっとした事件が起きた。
固まってパンに塗れなくなったキャラメルジャムを温めてとろーりと柔らかくしたもの。
そのキャラメルジャムがことんと倒れて、中身が流れ出していた。
それはちょうど2台のローテーブルの隙間に流れ落ちていて、床のマットまで汚れている。
それを次女が見つけて、
「あー!たいへーん!」
とパニック。
四女はそれを聞きつけ慌てて駆けつけて、覗き込んでいる。
三女は部屋の隅っこで、うつむき加減で動かない。
私は、
「乾いたタオルと濡れたタオルを持ってきてきれいにするのよ。」
と言った。
次女は急いで乾いたタオルを取りに行き、
「あー、ん~。。。」
と床を拭きながら困っている。
私は、
「上から落ちてくるから、まずは上を拭くんだよ。」
と教え、次女はテーブルの上を拭き、こぼれたジャムの大半を拭った。
三女は、その様子を部屋の隅っこでチラチラ見ながら、パン片手に噛り付いていた。
そんな中四女が濡れたタオルを取りに行き、テーブルのベタベタになった部分を拭こうとした。
すると三女が急に動き出して四女のもとへ行き、
「私がやるのー!!!」
と、四女の手から濡れたタオルを引っ張った。
私は三女を廊下へ連れだした。
もう泣いている三女。私は、
「こぼしちゃうことはいいの。汚しちゃってもいいの。ちゃんと、きれいにしたらいいの。三女ちゃんは、こぼしちゃったのにきれいにしなかったんでしょう?その時にすぐにやれば良かったの。でもやらなかったから、次女ちゃんと四女ちゃんがやってくれたんだよ。三女ちゃんは、動かないでパンを食べていたでしょう?今、お掃除してくれた次女ちゃんと四女ちゃんには、ありがとうだよ。」
と言った。
三女は泣き続けていて、私はお掃除中の二人とそこから離れないつかまり立ちの五女と、泣いている三女との間を往復した。
すると今度は、五女がローテーブルの上のジャムの蓋を取って、お口に入れた。
私は、
「あらら、これはお水で洗ってちゃんとタオルで拭かなくちゃね。唾やよだれが付いたものは、腐ってしまうからね。」
と言うと、四女がその蓋を洗いに行こうとした。
そこに、廊下で泣いていた三女がやってきて四女に、
「私が洗いたいから、貸してくれる?お願い。」
と優しく頼んだ。
四女も落ち着いて、
「はい」
と、ジャムの蓋を三女に渡した。
私は、
「あら、三女ちゃんが洗ってくれるの?」
と言いながら三女に付いていき、洗っている三女を後ろから見守っていた。
小さなジャムの蓋を、何度も何度も指でごしごしごしごし丁寧に一生懸命繰り返し洗っていた。
洗い終わった三女に、タオルを渡した。
三女はジャムの蓋を片付けに行き、私はまた三女を廊下に連れだした。
そして、三女をぎゅーっと抱きしめながら、腕や頭を撫でた。
私は、
「すごいね。ちゃんと四女ちゃんに優しく言えたし、すぐにきれいにも出来たんだね。ママは、三女ちゃんが出来るって知ってるの。三女ちゃんがとっても良い子なの、知ってるよ。」
と言い、三女は泣いていた。
しばらくそのまま抱きしめていた。
一人一人、みんな毎日成長している。
一つ一つ、大切にして素敵な人になってね。
写真は三女。前の傷は治ってきたけれど、また新たな小さな傷が出来てるねぇ。
フランス南西部子ども7人の私の小さな愛おしい日々
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