行って来ました!!
和楽器バンド東京体育館 2days参戦!!
うおぉぉぉ!!
と。
その前に。
LIVE参戦に至るまでにドラマ(?)があったので。
LIVEレポのプロローグとして。
まずはそれを記そうと思う。
LIVE【雪ノ宴】の前日。
ムスコがインフルエンザになり。
俺は発症はしていないものの濃厚接触者として。
会社を自宅待機になった身であるため。
LIVE当日の朝には参戦を見送ることを決めていた。
だが。
今回一緒にLIVE参戦する友人は。
そもそも和楽器バンドに興味はなく。
俺が口説いて今回一緒に行くことになった経緯があるのだ。
友人がどのくらい和楽器バンドに興味がないかというと。
俺が何回も和楽器バンドとバンド名を教ているにも関わらず。
友人にはなぜか『和太鼓軍団』とインプットされる始末で。
『和』しか合ってねーじゃんっ!!
と俺が毎度ツッコむお決まりパターンが定着しているのだ。
友人が非番の日に観たスッキリが。
偶然にも和楽器バンドが出演した日で。
その日俺は友人からこんなLINEを貰った。
『konちゃんの好きな和太鼓軍団がTVに出でるの観たよ。
ボーカルの子が可愛かった!』
だ・か・ら
和楽器バンド なっ!!(笑)
ボーカルの鈴華ゆう子さんの美貌に興味を持ってくれたことをキッカケに。
LIVEを通じて友人がもっと和楽器バンド興味を持ってくれたら嬉しいなぁ。
そう思っていたのだが残念だ。
俺が行かないとなったらおそらく友人も。
LIVEに行くのを取りやめるだろう。
何よりLIVEのためにシフトをやり繰りして。
わざわざ時間を取ってくれたのに。
本当に申し訳ない気持ちで一杯になった。
LIVEに空席を作ってしまうのは誠に遺憾ではあるが。
当日にチケットを譲れる和楽器バンドが好きな知り合いもいないし。
これはもう致し方ない。
LIVE参戦するか否かを一晩中ひどく葛藤したが。
俺はそう決断を下したのだった。
南無妙法蓮華経
LIVE【雪ノ宴】当日の朝。
起きてリビングに行くと玄関の開く音が聞こえたので。
玄関を見てみるとアイツが靴を脱いでいた。
どこかに行ってたのかと聞くと。
アイツはお寺にお参りに行ってきたと答えた。
けど。
17日は朝から春一番の強風で。
早朝からお参りに行くなんて不自然だ。
訝る俺にアイツがお守りを見せた。
そしてアイツが言った。
「これを飲んだらLIVEに行ってもいいよ」
アイツが俺に見せたのは。
巣鴨にあるとげぬき地蔵の御影札である。
アイツがほんの子供の頃。
アイツの家の救急箱にはこの御影札が薬と一緒にいつも入っていて。
それは巣鴨に住む親戚の叔母さんが。
いつも持ってきてくれていたからなのだそうだが。
風邪の時には薬と一緒にこの札を飲んだり。
擦り傷を作った時はバンドエイドの上から絆創膏で札を貼ったりしていたことや。
とても有難いお札だと叔母さんが言っていたことを不意に思い出し。
その叔母さんが亡くなってからは。
実家の薬箱に御影札が入っていることはなくなったのだが。
すごく懐かしくなって巣鴨まで行って来たのだと言う。
それにしてもこんな強風の中。
早朝から出掛けなくても・・・と俺が言うと。
早くしないと俺が友人に。
LIVEに行かないって連絡しちゃうと思ったからだとアイツは言い。
LIVEに行くか行かないか悶々と葛藤している俺を見ているうちに。
段々と可哀想に思えてきて。
自分が意地悪をしているように感じてしまったからなのだと。
ふてくされたような顔をしてアイツは笑ったのだった。
俺は手渡されたお札を1枚手に取り。
丸めて水と一緒に有難く飲み込んだのである。
またその後。
上司から俺に直接電話があり。
休職を一週間先延ばししたことを告げられた。
手術はどうするんですかと問う俺に。
元々手術は2月末に行うことになっており。
早めに休職にしたのは入退院に備えて。
自宅の片付けなど身辺を綺麗にしてからと考えていたからだと言い。
延期は一週間だけでそれ以上はできないのだから。
あなたは絶対にインフルエンザに罹らないで早く復帰してよ!と。
俺にプレッシャーをかけた。
そして。
あなたがいるからみんな安心して仕事できるのに。
そのあなたがいてくれなきゃ困るよ本当に!と言ったその言葉に。
俺は上司から全く信頼されていないというワケでもないのだと知った。
1日でも早く俺は自宅待機から復帰して。
1日でも早く上司を休職できるようにしなければっ。
お札を飲んでインフルエンザが抑制されるかは。
お地蔵様のみぞ知ることであるが。
アイツの思いや上司の思いは。
俺の五臓六腑に染み渡った。
幸いにもムスコの熱は下がって安定しているし。
アイツのお許しも出たし。
仕事も上司がいてくれるし。
とはいえ。
濃厚接触者であることには変わりはないので。
俺は高機能マスクを装着して。
LIVEに参戦することにしたのである。
合掌