ムスコと英語 | 合掌

合掌

俺の生存記 

ムスコはご機嫌な時よく歌を歌う。
幼稚園でもそれは変わらないようで。
幼稚園の連絡帳にこう書かれていた。

『ムスコ君は、ぐりとぐらの歌をよく歌っています。
ボクのお母さんはぐりとぐらをこうやって歌うんだよと言って歌ってくれたのが、
ラップ調でそれを聞いたクラスの子ども達もみんなマネをして歌っていました。
とっても楽しいこんな歌い方もあるんですね。
ご家庭での楽しい様子が伺えました。
ぐりとぐらの他にも英語の歌を歌っています。
英語の習い事を楽しんでやられている様子も伝わってきました。』

俺はムスコに聞いてみた。
「お母さんはぐりとぐらをどうやって歌うの?」
ムスコが歌ってくれた。

ほくらの名前はぐりとぐら YO!
この世で一番好きなのは SAY!
お料理すること食べること AYYO!
ぐりぐら!ぐりぐら!ぐりぐりぐらぐら YEAHHHH!

アイツ・・。
ラップのセンスねぇな(笑)

「英語の歌って何を歌ったの?」
再びムスコが歌いだす。
英語の習い事とは全く関係のないTV番組。
アメリカのオーディション型リアリティ番組
『アメリカズネクストトップモデル』のテーマ曲だったのだ。



アイツが好きでよく観てる番組だ。
やっぱり子供って母親が一番身近にいる分。
影響も一番受けるんだろうな。

南無妙法蓮華経

ムスコは2~3歳までインターのプリスクールに通わせていたが。
現在は公立の幼稚園に通いアフタースクールで英語を習わせている。
日本語もしゃべれないような小さいうちから英語を習わせて。
言葉がおかしくならないか。
日本人としてのアイデンティティは・・・などと心配をしたが。
やはり一時期(3歳頃かな)日本語と英語とムスコは混乱した。
例えば猿。
日本語は猿で英語はMONKEY。
同じ動物なのになぜ違うのか。
例えばライオン。
日本語も英語も同じライオンなのになぜ発音が違うのか。
自然と日本語と英語の区別がつくようになってからは混乱はなくなったが。
そういうこともあった。

英語に関してムスコは。
流暢ではないけど自分の言いたいことは言えるようになった。
っていうか多分俺よりちゃんと話せるかもしれない(笑)
というのも先日。
遊びながら散歩しながら買い物しながらと。
我が家では“ながら英会話”をするのだが。
俺はムスコに「あそこにカエルがいるよ」と英語で言ったのだが。
カエルをフロッグではなく間違えてケロッグと言ってしまうという痛恨のミスを犯し。
ムスコに英語で「それはジョーク?」と真顔で返されるという・・・(爆)

アイデンティティに関しては言葉と文化が重要だと思うし。
英語は話せても漢字の読み書きができないんじゃ本末転倒。
やっぱり母国語については親がしっかりと教育しないといけない。
英語はアイツに任せて。
俺は日本語をしっかり担当しようと思う。

合掌