愛しさのかたまり | 合掌

合掌

俺の生存記 

読書熱が高かった時期に。
あれこれと買い置いていた本を。
最近また読み出すようになって。
通勤読書が復活した。
・・・にしても。
本って一冊でも読み出すと。
あれもこれもと止まらなくなるのに。
読まないと全く読まなくなるのはなんでだろう
これって俺だけ?
というワケで。
読み進めてページをめくってみると・・・。
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これは間違いなくムスコの仕業である(笑)
読み終わってみれば本の奥付にも・・・。
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未読の本は本棚の一角に置いているんだけど。
ついに俺の仕事部屋にまで。
イタズラの侵食が及んできたようである。
本への落書き程度ならまだいいが。
万が一。
本が落ちたりしたらとても危ない。

仕事部屋の入り口は引き戸で扉もやや重く。
今までムスコには開けることができなかった難関。
どうやらそれを見事にクリアしたようである。
まぁこれも成長の証しか(笑)
触られないよう工夫しなけりゃ!

南無妙法蓮華経

成長の証しといえば。
1歳8ヶ月になり突然“イヤイヤ期”というものが始まった。
「ご飯食べよう」 「やぁよ!」
「お風呂に入ろう」 「やぁよ!」
「ねんねしよう」 「やぁよ!」
会話は万事この調子なんだけど例外もある。
「お外に行こうか」 「うん!」
「お買い物行こうか」 「うん!」
このふたつは絶対「やぁよ!」と言わない(笑)
で。
あんまりにも「やぁよ」を連発するので。
ある時アイツがムスコに聞いたそうだ。

「やぁよって言うの好き?」 「うん!」

その「うん!」って言い方があまりにも可愛くて。
そっか~好きなんじゃあしょうがないか!って。
それ以来ムスコの「やぁよ」が愛しくなったと言った。

最近のムスコはわがままもいたずらもパワーアップして。
叱ることが増えてきた。
俺達の言っていることはちゃんと理解している。
行動にはムスコなりのワケがあるのだろうけど。
それを伝える言葉を今はまだ持たない。
ムスコの「やぁよ」にはきっと。
俺達に伝えたくてもまだ言えないたくさんの言葉と。
気持ちが詰まっているんだろうな。
意識の焦点を少しずらしてみると。
「やぁよ」に感じていた気持ちが和らいで。
そこには愛しさが加わる。
アイツが感じた愛しさも。
きっとこういう感じだったのかな?

なまじ言葉が通じるよりも。
今の方がもっと深いところで。
ムスコと繋がれるんじゃないかなって気がしてきた。
子供はどんどん成長していく。
同じ時は二度とやっては来ない。
子育てって一瞬一瞬が。
ほんと。
宝みたいな時間なんだな。

合掌