暑いですなぁ…🫠

日本の夏は長いですが、中でも今ぐらいが1番暑さと湿気でツラい時期なんじゃないかと個人的には思いますねぇ…🫠

ちょっと外を歩くと汗が噴き出してくるようです💦
何もしないのに何にこんなに体力を奪われているのだろうかと思いますね。


ふぅ〜…。


暑いですなぁ…🫠


1年でも今ぐらいが1番暑いんじゃないかなと思いますねぇ…。


はぁ〜…🫠


ふぅ〜…えっ?なんですか?

同じこと2回言ってる?

ハハハ。
そんなバカな。

えっ、違う?

落語?
…僕がですか?

僕は噺家さんじゃないんですが…。


らく…あ、紹介?💡

そうかそうか。
そういえばそうでしたね。


はぁ〜…🫠


ちょっと落語の前にひとつガツンとスタミナの付くものでも食べましょうよ。


やっぱりウナギが定番でしょ。

精がつく。
酒ならビールに日本酒、焼酎かな?
もちろんご飯にも合う。

ちょっと贅沢なご馳走として日本人にはお馴染みです。

蒲焼きが美味いですねぇ✨

あの串に刺して、タレに付けて、ジワ〜っと焼いて、じっくりとフツフツ…プスップスッと脂の湯気が噴き出すようなウナギは食欲そそります✨


白焼きってのもめちゃ美味しいらしいですが、鰻といえば僕はやっぱり蒲焼、鰻丼‼️😋


熱〜いご飯の上に乗ったウナギ。

あのタレがご飯に染みていきまして、それをガッと口に頬張るのがたまりませんねぇ♫


鰻ってのはなかなか調理が難しいんだそうで。

刺激してしまうと出てくるあのヌルヌル。
出過ぎるとあまり良くないんだそうですよ💦

サッと捕まえて、サッと捌いて調理する技術が大事なようです🔪


あ、今日はウナギの話にします。


〜ストーリー〜

「おっ、こんなとこで奇遇やな。
一杯飲ましたるから付き合えへんか?」

「一杯?
あ…いやぁ、いいですわ。」

「何でや?」

「私ねぇ…その『一杯飲ましたろ』にもう懲りました」

「何じゃそら???」

「実はこの前、徳さんに会いましてね。

『道頓堀で飲ましたるから付き合え』

って言うからついて行ったんです。
そしたら本町やら玉造(たまつくり=大阪の地名)やら松島やら散々いろんなところへ付き合わされた挙句に道頓堀にたどり着きまして。」

「ふ〜ん、どっか店でも入ったんか?」🙄

「それです。
鰻の出雲屋ってありますでしょ?
あそこの前を通りかかったから、

『こりゃ鰻か!ありがたい!』おねがい

…と思ってたらその前を通り過ぎたんです。
その後に山陽亭の前まで来たんです。」

「おっ、ビールにトンカツか!💡」

「と思うでしょ?
そこも通り過ぎて、橋の階段トントントンっと降りたら、

『いや〜今日はご苦労さん。
さっ、好きなだけ飲んでおくれや』

とこない言うんですわ。」

「飲むって…どこにも入ってないんやろ?」

「そうです。
目の前にあるのはずーっと流れる道頓堀の川ですわ。」

「いやいや…お前に飲ましたるって言うたんやろ?」

「言いましたよ。
でもねぇ…『酒』とは一言も言うてないんです。」

「頼りないなぁ…😓
それでどうしたんや?」

「せっかくそう言われてるのに飲まんのもムカつくんでね?
両手ですくってゴボゴボ〜っと飲んで、18杯」

「アホかオマエは…😓
何か言い返したらええのに」

「いやいや、私も言いましたよ。
飲ましてもらうのはありがたいけど、ちょっと肴も欲しいなぁと」

「おっ、言うたか!」ニヤリ

「言いました。
ほんなら向こうが

『魚やったらその辺に泳いでるから好きなだけどうぞ♫』

ってなこと言われまして。
ムカ〜っと来てナマズでも何でもええからとにかく捕まえてきたろと思って川へ飛び込んだ❗️」

「何か捕まえたか⁉️」

「私が溺れて、徳さんが投げた棒に捕まりました。
それに捕まって何とか助かったんです。
いや〜徳さんは命の恩人で…!」😭

「アホ❗️ムキー
呑気なやっちゃなぁ。」

「まぁそんなわけで『一杯飲ましたる』に懲りてるんですわ」

「なるほどなぁ。
でもワシはちゃんと酒を飲ましたるから安心せぇ。」

「どっかいい店でも?」

「隣町の鰻屋が新店出したんやて。
それで出したのはええねんけど、あそこの親父さんは一本気やからなぁ。
親父さんとそりが合わんかったんか、板場が3日で出ていってしもたんやて。
それで仕方ないから親父さんが板場をやってるらしいねん。」

「親父さんってウナギ調理できますのか?」

「できひん!ニヤニヤ
ウナギ掴まれへんからニュニュニュ〜と逃げてしまうんや。
だからとりあえず客が来たら2階へ上げた後にウナギを糠箱にポーンと入れてヌルヌルも全部取ってしもたあとに金槌で頭ゴーンとやってるわ。」

「…それ大丈夫でっか?」ガーン

「この間も2階で待ってたら、骨抜きもしてないウナギのぶつ切りや。
天ぷらにして持ってきてな。
『親父さん…今日は変わった料理やな』って聞いたら

『今日は西洋料理で、ウナギのフライでございます』

と言いよった。
今日はそこへ行って2階へ行かずに目の前でやってくれと言おうかと思ってな」ニヤニヤ

「難儀してる姿を見に?
あんさんもえらい趣味してまんなぁ」

「やめとくか?」

「行きます。
私もそんなん見るの好き♫」ニヤニヤ


2人で件の鰻屋へ🏮


「ここや。
親父さんは変わっとるけど店は洒落てるなぁ。
邪魔するで〜」

「お越しやす!どうぞ、お2階へ!」

(な?早速『お2階へ』と来たやろ?)

(ホンマですねぇ。ククク…!)

「いや、下でええよ!」

「お2階の方が景色がよろしゅうございます。
どうぞ、お2階へ!」

「オレは景色を観に鰻屋へ来たんやない。
下で飲ましてもらおか」

「下ですか、ハハハ…。
どうぞお2階へ」

「まだ言うてるで…。
ちょっとここへ座らせてもらうわ。
小鉢と酒持ってきてや。
あとはウナギで一杯やろかとな。
ウナギはどこや?」

「ウナギでしたら…どうぞお2階へ」

「?…ウナギは2階におるのか?」

「いや、下にいますけど。
舟の中にいますから、どうぞ見てください」

「どらどら…おっ、おお。
ようさんいてるなぁ〜!
ウナギも1匹ずつ見てたらちょっとずつ違うもんやなぁ、親父さん。」

「そうですよ。
見てください。これなんか胴太でしょ?
背中がちょっと青みがかってるのわかります?
これ青背(あおばい)って言うてね。
こういう立派なウナギを青ベェ青ベェって言うてるんですよ。」

「ほぉ〜。
ほなこの黒いのが黒ベェで、こっちの赤いのが赤ベェか?
この白いのは白ベェ?」

「白…?白いのんって…?
ああ、それ腹を返してるんです。
3日前から風邪ひいてまして…」

「そんなウナギがおるかい😓
よ〜し、じゃあどれもらおうかな?
やっぱりこの胴太で立派な青ベェにするか!」

「どれやります?
あ、青ベェですか?
それダメです」

「ダメって…何でや?」

「それ、元気!」ニヤニヤ💦

「何を言うてんねん…。
元気なやつやからええんやないか。
美味いんやろ?」

「ええ、元気な方が美味いです。
でもこれはちょっとね…元気過ぎるんです。
開店の日からずっといてるんですけど、1回捕まえようとした日から私のこと恨んでましてね。
ほら、そんな話してるからギロッと睨んでるでしょ?
怖いんですよ、これが!
もうここの主ですわ!」滝汗

「オマエ…鰻屋の主人がウナギ怖がってどうすんねん⁉️
ほらっ、やってくれ。」

「…どうしてもやりますか?
あぁ、そうですか…やりますか…。
よ、よし…そらっ!」


親父さんがウナギを捕まえようとしますが、ウナギもニュルッと逃げてしまいます。


「ほっ、ニュルッ。あかんな。
そらっ!ヌルッ。難しいな…!」

「親父さん…そらあかんわ。
捕まえ方がいかん。
そらそうやって上から押さえ込もうとしたら逃げるって。
もっとそ〜っと優しくいかんと。
ウナギの気持ちにならないかんで。

『あら、お優しい方だわ。
あん摩でもしてくれるのかしら?』

と思わせるように首のところだけクッと持たなあかんがな。
で、そこで魚錐(うおぎり)でポーンとやったら

『こりゃ鍼でもやってくれるのかな?』

と思ってるうちにスーッと裂いて、

『あら、涼しくなったわ〜』

と思わせなあかんのや。」

「わ、わかってます!
そ…そうしたいんですけど、そらっ!
両手で掴んでも上に上にウナギが出てきよるんです。」

「下向け、下向け❗️」

「ハッ、ハッ、下向きました❗️
誰か穴掘ってもらえまへんか⁉️」

「アホ!
今度は前向け、前‼️」

「まっ、前!
前向きました…けど、ウナギが…❗️
ウナギが…ニュルッ、よっ。
あっ、前に…ニュルッ!はっ。
まっ、また前に…すんまへん!
ちょっと留守番頼んまっさ!」

「ウナギ掴んでどこ行くねん⁉️」

「前へ回ってウナギに聞いておくんなはれ‼️」

〜終〜
さて、いかがでしたか?

夏場によく出る演目です。
ウナギは美味しいですねぇ…✨

土用の丑の日。
『土曜日』じゃありませんよ?笑

今年の夏は7月24日が土用の丑の日。

最近は割と有名な説になりましたが、そもそもは土用の丑の日に鰻を食べるなんて習慣はありませんでした☝️


日本で有名な奇才で発明家。
エレキテルで有名な平賀源内💡

この方が鰻屋に相談され、ならば土用の丑の日はウナギの日という触れ込みで売りなさいと案を出し、それが当たったことがきっかけだったと言われております。


皆様、今年も暑い夏を乗り切りましょう♫
ではまた(^^)


…はぁ〜🫠
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