今日は短めに小噺を♫
落語にはアホというのかバカというのか…今でいうおバカキャラがたくさん出てきます。
とはいえ、出てくる種類というのは意外と限られてまして本当に無知なおバカもいれば、賢そうなアホもいます🤪🧐
ただそういうアホなキャラクターがいつもやられる役割かと言えば、そうでもありません。
賢いやつがバカにしていると逆にやり返されるとか、
ボーッと聞いているとうっかり
「ああ、なるほどなぁ」
「あ、それでいいのか」🙄
と、感心してしまうようなこともあります。
いずれも間違ってはいるのですが。笑
①
「オマエはいつもそうやってボーッとしてるなぁ。
みんなオマエのことアホやとかバカにしてるで。
もうちょっとしっかりせんと、そんなことでは嫁に来てくれる人もおらんで」
「誰も嫁に来る手がおらんかったら、うちの花子でも貰っとくわ。」
「ほらまた。
そういうアホや、オマエは。
花子ってオマエの妹やないか。
兄妹で夫婦になんかなれるかい」😔
「兄妹ぐらいなんや。
ウチなんか親同士で夫婦やがな」
②
「そんなとこで棒引っ掻き回して何やってんねん?」
「いやぁちょっと天の星をかき落としてやろうかと思ってやってんねんけどな。
ちょっと竿が短くて、届きかねてるんや」
「アホやなぁ、オマエは。
天の星っていうのは高いとこにあるんやぞ?
そんなもんで届くかい。
屋根へ上がれ、屋根へ❗️」
③
「兄貴、ちょっと教えてくれ」
「どうした?」
「来年は3月の節句と5月の節句どっちが先に来るかなぁ?」
「はぁ…オマエには愛想が尽きるなぁ。
何をアホなこと言うてんねん。
そんなもん来年にならなわかるかい❗️」
隣で見ていた父親が
「おお…さすが兄は兄だけのことはある!」
アホなのが3人揃ってしまいました。
〜終〜
さて、いかがでしたか?
落語にはいろんなキャラがおりますが、このおバカキャラ…もっと端的に言えばアホが必要です。笑
こういう一見するとバカだなーと思えるキャラクターも、ストーリーによってよくよく考えてみればそんなにハズれたこと言ってるわけじゃないかも…と思うこともあるのがまた面白いところですね😁
こういうキャラがいないとストーリーが成立しなかったり、かき回されなかったりと思うとやはり重要なキャラなことがわかります💡
土曜はまたこういったキャラがメインの演目をご紹介しようかなと思っておりますのでお楽しみに♫
ではまた(^^)