バレンタイン、いかがお過ごしでしたでしょうか?

男性陣はどうでしたか?🍫
会社とかでの義理チョコ文化がかなり無くなりつつあるとニュースでやってましたが、あれは贈る方も貰う方もお互い気を遣いますからねぇ〜。

義理チョコも嬉しいのは嬉しいですが、どなたか意中の女性から貰った方なんかは…

え?

あ、そうですか…。
明日からまた頑張りましょう…。


さっ、今日はまた小噺をお送りします(^^)


泥棒が浅草の寺へと盗みに入る。
金目のものを物色しようという腹です。

闇夜に乗じてまんまと中へ侵入。
しかしついうっかり表門を通りかかった時に仁王様に見つかってしまいます。


「泥棒とは不届き者め。
逃げられると思うでないわ‼️」


仁王様は泥棒をつかみ上げるとバシッと地面に投げ付ける‼️


「ギャッ❗️イデデデ…何だ何だ???」

「これでもくらえ❗️」


仁王様が続けてその大きな足で泥棒をギュッと踏みつけました🦶

その時に泥棒はお腹を圧迫されたもんですから、ついつい1発、大きくプーッとやった。


「むむっ、くせ者〜!」

「へっへっへ…におうかぁ?」ニヤニヤ💦



これは歴史に名前が残っている泥棒。
徳川幕府の時代で、江戸中期頃。

仙台小僧政五郎(まさごろう)という、泥棒としては数々の盗みを働いた者がおりました。

これがとうとう捕まりまして、刑罰として磔にされます。

2人の役人が槍を持ってきて、この政五郎の体を貫くというもの😱

その槍がズブッと刺さったその瞬間!


『今から辞世の句を読む❗️
この槍を動かすなーっ‼️』ムキー


槍が刺さったら声も出せないというくらい苦しいはずなのに、この政五郎のセリフに2人の役人はビックリガーンガーン

手が止まります。


「今までに 盗みしカネは 身に付かず
身に付くカネは 今日のひと槍」


嘘か誠かこう言い残したと言われております。
確かに身に付いてますが…💦

牢の中で「これを明日言ってやろう」と考えているその肝っ玉が凄いですねぇ…🔥

泥棒への戒めの言葉としては非常によくできた歌だと思いますし、こうしてなかなか名歌であると後世に伝わる泥棒もいます。


こちらもある泥棒が捕まってしまいます。

縄で縛られてお奉行様のもとへと出され、磔の刑に処されるということになりました。


「何か言い残すことはあるか?

「では辞世の句を…。

石川や 浜の真砂(まさご)は尽きるとも
世に盗人の種は尽きまじ」

「これっ。
それは石川五右衛門の歌であろう?」

「へぇ。
これが盗み納めでございます。」ニヤニヤ


〜終〜
さて、いかがでしたか?
落語には泥棒はよく出ますが、さすがに現実であまり良い最期を迎えた者はなかなかいませんね。
(落語の中でもあまりいませんが💦)


石川五右衛門の辞世の句はよく言ったもんだと感心してしまいますねぇ。

落語のようにちょっと間の抜けた泥棒ばかりなら防犯も楽なんですが。笑

皆様、戸締りなどお気をつけて🍀

ではまた(^^)