ガス検針員初日の失敗 | ◆■▲ 妄 想 度 検 針 帳 ▲■◆

ガス検針員初日の失敗

そして、ガス検針員としての一日目を迎えた・・・その日。



まず、出勤は9時でした。
行ったら、前任のおばちゃんがいました。もう60歳ということで、引退的退職なのだそうです。
そのおばちゃんは今後、明日野(あしたの)さん(仮)とお呼びすることにします。



明日野さんが私に向かい、開口一番、こう叫びました。







「んまーー!アンタ!そんな格好できたの?!」




はう?





私の格好といえば、半そでの普通のシャツに(結構地味)Gパン、靴も実に普通な偽革靴。
髪の毛も普通な長さに化粧はうすく、

いや、普通ににかなり地味でした。









「そんな格好だと、エライ目にあうたい!」








なに?!









実にそのとき、自分はそんなにエライ目というのがどんな目なのか・・・
想像力がなさすぎて・・・わかりませんでしたよ!

しかし、

その悲劇は、すぐに起こりました・・・・(涙






「ほうーら!やっぱり刺されたたいぃぃぃ!」
明日野さんの爽やかな声が響き渡ります。
「まーったく、この子はあきれたよ!」



明日野さん・・そんな、嬉しそうに言わないでください!




そう、ガス検針とは!
家の裏にもぐりこむ職業なのです。




季節はまだ、9月、






がいっぱい・・・・涙





結局、昼にいっぺん帰って、長袖にスキンガードをしてきた私でした・・・。





それでも刺されたよ。
O型せつないなーーー。