『福耳』と『ツナグ』を見る | さあ、いってみよー

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北海道滝川市在住。

ランニングや子どものこと、介護事業に関連したことなんかを書いています。 5Kから100K、トレイルランも楽しんでいます。
2018.4.23から、にゃんこが登場しています。

『福耳』




レンタルビデオにて観賞。




(以下、Wikipediaより引用。)




2003年 宮藤官九郎の初主演映画。




フリーターの青年(宮藤)は、浅草にある高齢者用マンションの中にあるレストランで働くことに。




理由は以前入院した病院の看護師だった女性に一目ぼれし跡を追い、彼女がこのマンションでヘルパーとして働いていることを突き止めたため。




仕事の初日、マンションの前で不思議な老人(田中邦衛)に出会う。




実はこの老人はその朝亡くなっていて、この世に未練があるからと若者に取り憑いてしまう。




こうしてフリーターの若者と幽霊の老人の奇妙な共同生活が始まった。




(引用終わり)






田中邦衛、宮藤官九郎のかけ合いがとてもユーモラスでおもしろい。




高齢者用マンションが舞台となっており、同業者として、そこで暮らしている入居者の生活がとても参考になった。




この世に残した未練・・・見ている者へ自然に伝える構成で、「なるほど~」と腑に落ちた感じである。




繰り返して見ることで更におもしろいかも。








『ツナグ』




こちらは、以前から気になっていた映画で、レンタルしようと思っていたところに、丁度よくテレビで放送してくれたので録画しておいたものを見た。




(以下、Wikipediaより引用)




辻村深月の著した連作短編小説を原作にした映画。 2012年10月6日に公開。




男子高校生の渋谷歩美(松坂桃李)は、生者と死者を一夜だけ再会させる仲人人「ツナグ」としての仕事を祖母アイ子(樹木希林)から継ぐことになる。




ツナグ見習い中の歩美の元へ、亡き母との再会を望む中年男性、親友を亡くした女子高生、失踪した恋人を探す男性が訪ねてくる。




(引用終わり)






序盤から涙を流して見ていた。




自分にとってもう一度会いたい人を思い浮かべながら、また、もし会えるのならば伝えたいことを考えながら・・・




死者と再会しているシーンは、再びすぐにやってくる別れを前提としており、とても見入ってしまう。






映画の中でとても印象的なセリフがあった。






「目で見えているものだけが真実ではない。大切なことは心で見るんだ」






この言葉で、主人公も見ている私も、心の整理をつけることができた。




お勧めの映画である。