今は昔。まだビデオテープなるものが世にはびこっていた頃。
思春期だったおれは、それはそれは女性のアレやコレやに興味がいって（射って）仕方がなかったんだ。もう頭の中は女の事だらけ、常にエロい事を妄想してたっけ。女の子と付き合ってるヤツがいれば、冷やかしたりちゃちゃ入れたりしてたけど、心の中じゃ密かにヒーローだった。
で
そんなモヤモヤした邪なピンク色の想いをボールにぶつけるしかなかったサッカー馬鹿なおれは、当然女子と接触する機会も勇気も無かったから「エロビデオ」なるものでその抑えきれない想いのたけをぶつけたんだ。
オモテにウラ、某女優さん激似のブツとか、思えばかなりお世話になったものだ。お気に入りなんかは当然ダビングするのだけど、他のビデオと差別化をはかるため、家族からエロを守るため、自分にしかわからないであろう?偽タイトルを書いてシールを貼るんだ。
それでこの前掃除の際に「シカゴVSブルズ」（←!?）なる自分でつけたタイトルのビデオ（当然エロ）を発見した時はこっぱずかしかったが笑った。完全に射かれてる射っちゃってる異ノーマルなタイトルをつけた当時の自分にすかさずツッコんだり…シカゴブルズでひとつのチーム名だろ！とか、そもそもバスケ部じなしにサッカー部だったろ！とかね。まあ、マジにつけた分相当あいたたた感出てるのは確かだね。
要は
「日本代表のDFは田中とマルクスと闘莉王の3バックだ」って本気で言ってるようなもんだ。赤面。
そんな思い出詰まったビデオ達をこないだ、まとめて全部処分したんだ。もうデジタルな世の中だしねっつーことで。なんだか切ないすね～ 。